はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

繰り言

仮面の話、思い出した事追加

ゲーム『大神』で、悪い妖怪の巣窟に潜入する際に、(主人公の筆調べで顔を描いた)“お面”を身につける、というネタを思い出した。 その“お面”をつけている事で、妖怪に仲間の“鬼”だと認識される、というのは、日本神話や昔話をふんだんに盛り込んだこのゲー…

仮面に関するつれづれ

■〔『爆笑問題のニッポンの教養』 FILE148:「万国『イケ面』博覧会」〕 『タイムスクープハンター』の流れでTVを点けっぱなしにしていたら始まった『爆笑問題のニッポンの教養』が、荒俣宏×竹内海南江×仮面で、なかなか面白かったです。 興味深かったのは…

それはもう、隆慶な感じで

昨日、『歴史秘話ヒストリア』に出てきたどこかの教授が、「関ヶ原後、徳川への反抗政策として島津家が海上ゲリラ化した可能性」について語っておりました。 その説のリアリティはさておき、関ヶ原後、一敗地にまみれた島津家が海上ゲリラ化し、更にその残党…

某大河ドラマを見ての愚痴

演出というのは、“空気”なんだよなー。 嘘なのは大前提で、如何に統一した嘘をつくかなのです。 虚構の世界の空気が統一されてていれば、それは許され得る嘘となる。 逆に言えば、フィクションというのは、如何に“嘘”を成立させるか、という作業もであるので…

今季の名台詞候補達

「ハンカチかけたら、何でもできちゃうでしょ?」 (マギー司郎/TV『笑点』) 「独眼竜の政宗公は、心眼で相手を倒したと思う」 (岩村明憲/サンケイスポーツ記事より) 「秋本は顎で止めたぞ」 (佐々木主浩/TV『ディープピープル』) 「気球、それ…

振り返り企画を振り返る:個人的心に残った名台詞編

第6回、個人的心に残った名台詞編。 各年のベストはこちら。 2004年 「ご、めぇぇぇんっ!!」 (花房出雲/ドラマ『切り捨て御免!』) 2005年 「ダンディだんだん、何が面白くて、何が面白くないのか、わからなくなってきた」 (ダンディ坂野/な…

少し違うなーと思う事

なんというか、言い方悪くなるかもしれませんが、必ずしも「被災地を勇気づけないといけない」って事は、無いと思うのです。 何かをする・しないの基準が、「被災地を勇気づけられるか否か」というのは、違うと思うのです。 その外縁の人達を、元気づけるの…

2010年・個人的心に残った名台詞

1位 「俺達は槍持ってるんだ、という所を見せましたね」 (名波浩) 2010ワールドカップ、チリ×スイス戦にて。 前半に退場者を出しながらもチリの猛攻をしのぎ、一人少なくなってからも果敢なカウンターを見せたスイスへの一言。 ワールドカップのチリ…

その名はコバトン

ここはドリームセメタリー。 すべての夢が朽ち果てる場所。 足下に転がるのは 昨日の子供たちが捨てた ゆるキャラの骸。 二度と動かない着ぐるみを 吹き抜ける風は、 泣き声に似ているという。 ここはドリームセメタリー、 今は冷たい雨が降りしきる… 「俺た…

チーバくん昇格

千葉国体のマスコットキャラクターだったチーバくんが、契約更改で、来季、千葉県のキャラクターに昇格との事。 まあもともと、国体オンリーのマスコットという雰囲気も薄かったし、割とグッズとかも作っていたみたいないので、妥当というか納得。 ちなみに…

『GUNDAMぴあ』富野由悠季インタビュー「ガンダムと俺」より

しばらく前に、劇場版『ガンダム00』&ガンプラ30周年合わせで出た雑誌ですが、中身はすかすか。 ただ、富野のインタビューが載っていたので、そこだけちょっと拾ってみました。 仕事というものは条件があることで成立するものです。どんな仕事でも制作…

傭兵のアカネイア史 #番外編

『紋章の謎』以外で、<ファイアーエムブレム>のシリーズ作品について、ちょっと思い出した事など追加。 こじつけ話を延々と書けるほどやり込んでいる作品は他は無いので、思いつく限りですが。 『聖戦の系譜』には、竜騎士団・終盤の敵・野心家の若き王、…

傭兵のアカネイア史 #2

傭兵は古代オリエント以来、市民軍、封建正規軍、徴兵軍と並ぶ最も基本的な軍制の一つであった。つまり古来、戦争とは忠誠、祖国愛といった観念とは対局に位置していた傭兵たちによって担われていたのである。 〔『傭兵の二千年史』(菊池良生)より〕後編で…

傭兵のアカネイア史 #1

さて、神は戦いを望んだ。即座に兵が招集される。ところが古代オリエントの兵制には後の「国軍」に相当する「市民軍」がない。専制国家体制のもとで「市民」そのものが存在しなかったからそれも当然のことであった。そこで軍隊は被征服民族からの強制徴募兵…

最近のちょっとした趣味

ゲーム雑誌とホビー雑誌を読む事。 近い未来に生きる目的があるって、大事な事だと思うんです(割と真顔)。

やれやれ

暑さと疲労でアウトプットに不具合が生じるのは、もう仕方ないと諦めもつくのですが、蓄積された疲労の結果、インプットが雑になってきて困る。 本当に早く、過ごしやすい気候にならないものか。 ぐっすり寝たい、そして、本をどっぷり読みたい。

笑福亭鶴瓶、立川談志を見舞うの段

新潮社広報誌『波』連載、落語家対談シリーズ「寿限無の言い分」(聞き手・吉川潮)より、〔笑福亭鶴瓶(後編)〕から。 鶴瓶 「僕は、さだまさしを介して談春と知合いだったんですよ。で、談春の真打昇進パーティに呼ばれたんです。そしたら「師匠、乾杯の…

『サマーウォーズ』メモ

以下、先日書いた『サマーウォーズ』感想を受けての、tundratiger氏(劇場版・TV版、ともに視聴)との、Twitterでのやりとり。 口調が多少ぞんざいなのは、古い知己だからです(笑) やり取りそのものがどうこうというよりは、『サマーウォーズ』をサンプ…

神の手の平

またぞろ、トレースどうこうという話が出ているようですが、ネット上における、パクり云々に関わる話の大半は、「無知とブレンドされた正義感」か「ちょっと囓った事のある人の嫉妬」の産物だよなぁ、と思っております。 昔、島本和彦が『炎の転校生』(コミ…

『寄生獣』感想・追補3:『寄生獣』と『屍鬼』

『寄生獣』感想シリーズ、たぶん最終回。 15年後の『寄生獣』(岩明均)、感想と考察 『寄生獣』感想・追補1 『寄生獣』感想・追補2 『屍鬼』は、1998年に刊行された小野不由美(代表作:<十二国記>シリーズ)の長編小説。ハードカバー上下巻、の…

富野由悠季×本広克行対談

現在発売中、「ガンダムエース」8月号掲載の、対談より。 富野「僕がガンダムエースの連載漫画を何一つ読めないのは、みんなが自分の手の内でしかやってない、時間つぶしの仕事にしか見えないからなのね」 カントクっ、カントクっ、建前でも、『THEOR…

気が付くと『クロスボーン・ガンダム』語り

ゲームなどで断片的にしか知らないのですが、そういえば『交響詩篇エウレカセブン』は、“異種共生”の物語でもあったのかしら、とコミックを返品しながらふと思う。 ……というのはまあ、『寄生獣』がらみで、そっち方面への感度が上がっていたからなのですが、…

さだまさし、需要と供給を語る

新潮社情報誌『波』連載「対談シリーズ・寿限無の言い分」(聞き手:吉川潮)より、立川談春と、さだまさしの会話。 さだ「おれのやりたい<さだまさし>を十割やったとするだろう。そしたら客は来なくなるんだよ」 談春「来なくなりますか」 さだ「来ないね…

『寄生獣』感想・追補2

15年後の『寄生獣』(岩明均)、感想と考察 『寄生獣』感想・追補1 随分と間が空いてしまったので、一応、前の分のリンク。 で、追補の2は、『寄生獣』って、もっとSFしているのかと思ったらどちらかといえばファンタジーだった、という点について少し…

スポーツマンガに関するえとせとら

「野球漫画の文法で描かれるサッカー漫画」/『昨日の風はどんなのだっけ?』 日本のスポーツマンガには、『ドカベン』以降は野球マンガの文法しかない。だから『キャプテン翼』では、基本的に野球マンガのストーリーは、投手戦にするか、シーソーゲームにす…

『寄生獣』感想・追補1

というわけで、先日の『寄生獣』感想の後半の流れで、“食事”というのは、テーマとして面白いなぁと思ったのですが、研究者でもコレクターでもないので、こういう時に手元に素材があるわけでもない、というのは如何ともしがたい。 そんなわけで、適当にアプロ…

首締めメモ

昨日の『寄生獣』感想の補足付記として、 ・SFから見た『寄生獣』 ・『寄生獣』から“食事”というテーマ性を考える ・『屍鬼』と『寄生獣』 という辺りは書きたいかなーと、忘れない内に逃げ道を塞いでみる。

15年後の『寄生獣』(岩明均)、感想と考察

地球上の誰かがふと思った ――人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか…… ――人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか…… ――生物の未来を守らねば………… ある日、突然現れた謎の寄生生物。 それは人間の…

今、もっとも旬らしい電波さんがらみのネタを読んでみた

もしかして、電波の人がすぐに「一般には公開されていない文書」とか「情報関係の部署(軍の要職)にいる友人」とか持ち出して、それを読んだとか、その人に聞いた、とかいう話にリアリティがある、と信じているのは、裏を返すと我が国の防諜体制にまだまだ…

許せない、という正義

そういえば、 インターネットというのは、 個人の不寛容と集団の正義を簡単に結びつけるシステム だよなー、とここ数年、思って見ている。