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アニメは踊る

“アニメ化”という金看板の価値が非常に減じて久しい今日この頃、しかしそれでもアニメになる事で既刊が改めて入荷されたり、購入者が広がったりと、需要の拡大と掘り起こしが行われるというのが、現実。
個人的には飽和状態で(そもそも、アニメファンと名乗る人達の多くが「チェックしきれない」と言う現状)あっぷあっぷだと思っているのですが、それでもこういったメディア展開が止まる事を見せないのは、結局一定の利益をあげているという事なのでしょう。多分。
外注などによりそれほど予算をかけてないながらも、とりもなおさずアニメを放映する事で、ソフトが売れる。問題はアニメ作品の質的な高低ではなく、それが商売として成功するかにあるわけで、アニメに付随して玩具を売るのではなく、アニメを見せる事でアニメそのもの及びその関連物を売る、というビジネスは今のところ好調なのだろうなぁと思うわけです。
まあこういうビジネスが成立しているからこそ、能力のある人が意欲作を産み出したり、一部の天才が好き勝手やる隙間も生まれるというものなのですが。
そもそもがそういったビジネスモデルの一端に居て、みんなで一緒に踊ろうよ、という音頭を取る手伝いを少なからずもしている立場の人間がこういう事言ったらいけないわけですけどね(笑)
というかまあ、商業主義を否定する気はさらさら無いのですよ。それを否定したらそもそも、プロの仕事、というのは成り立たないわけで。ビジネスの名の元に制約のある環境下で如何に“いい仕事”をするかが、プロの価値だと思っているのです。
問題は、“いい仕事”が求められなくなりつつあり、“いい仕事”をしようとしている人達が減っているように思える事。故事にならえば「悪貨は良貨を駆逐する」というやつですか。
質的向上を求めない生産の行き着く果てというのはいったいどこなのだろう? というのは、多少なりとも創作に関わる人間として、考えてしまう事なのですよ。
……とかなんとか、春はアニメ原作コミックスを並べるので大忙し、な仕事中に何となく考えていた事を勢いで書き並べた久々にわかりにくい文章ですいません(^^;
一番素直な感想は「こんなにアニメ化してどうするんだろう」なんですけど、それで新たに入荷したコミックスが売れたりすると「うーん……やっぱり効果あるのかぁ」と難しい顔になったりしてしまうわけで(笑) まあ勿論、アニメ化してもさっぱり売れ行きに繋がらない作品というのも、ありますが。
メディアミックスという魔法はいつか解けるものだと個人的には思っているのですが、それがいつになるのかは、神のみぞ知る、という所なのですかね。若い頃にはもっと早く解けるだろうと思っていたのがいつまで経っても解けないので、実は解けないのかもしれませんが。