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お詫び、そして横山光輝大先生の事

トップページから少々暗い雰囲気で、横山光輝先生に特段の思い入れの無い方には、本当に申し訳ありません。ただ、私にとっては、この方に出逢っていなければ今の私は無かった、とはっきり断言できるほど影響を受けた方でありました。漫画家に「先生」とつけるのが嫌いな(というか、よくわからない)私が、唯一「先生」とつける人でありました。
正直、今もまだショックを引きずっております。引っ越しの際にやむなく『三国志』全60巻を始末してしまった一昨年の自分を殴り飛ばしに行きたいぐらいに。……これから、生きている内にもっともっと再評価を受けなければいけない人でした。文庫の『三国志』も売れています。現在月一発刊中の『殷周伝説』も売れています。売れる事が全てではありませんが、熟年層から小学生に至るまで、今もなお幅広い浸透を続ける偉大な大衆作家としての一つの証明であります。インターネットは、このあまり表だって取り上げられる事の少ない巨匠を世間に改めて認知させる為の最後にして最大の武器であると私は思っていました。だから、本当、もう少しだったのです……今回のアニメ『鉄人28号』を一つのスプリングボードにする事に成功すれば、再評価の機運を勢いづけられると、思っていたのですが。更に、イラク邦人3人解放のニュースが重なり、結局、死んだ後まで表に顔を出しすぎる事を好まなかったのかな、とそんな事さえ思ってしまいました。
とにかく、もっともっと、世に知られなければいけない人でありました。
三国志』も『鉄人28号』も『魔法使いサリー』も、全て同じ人の筆からなっていたという驚きと、やがて至る賛辞を、存命中により多く造り出す一助が出来なかった事が、1ファンとして、本当に心残りであります。
……そのようなわけですので、もうしばらく、個人的な落ち込みをあけすけにしてしまう事に関して御寛容いただければ、幸いの至りです。
来週半ばぐらいまでには精神的に復調して、色々と再起動するつもりでおります。