はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

三十六番所ってどこ?

TV東京の昼の再放送時代劇は、未知の作品を色々と提供してくれるので休みと時間のタイミングが合えば一回は見るようにしているのですが、現在やっている斬り捨て御免!がなかなか凄いです。
話の方はよくあるB級時代劇で特に面白みは無いのですが、主演がなんとあの中村吉右衛門。はっきり言ってその重厚な演技が番組の中で浮いている(沈んでいる?)のですが、存在感のある役者がひとり真ん中に居るだけで、番組そのものを見れてしまうから、不思議。
そしてその吉右衛門が、クライマックスの殺陣において悪の元締めを切り伏せる時の決め台詞が、何故か、
「ごめーん!」
……いやもう、参った。
なぜ「ご・めーん!」(て感じに言う)なのかはさっぱりわからないのですが、あの吉右衛門が真面目な顔と重厚な演技そのままでこの意味不明の絶叫をあげるクライマックスは、感涙というか爆笑というか、とにかく衝撃的。
昨年の『同心・暁蘭之介』(by杉様)の圧倒的な破壊力の前には及びませんが、うーん、時代劇の世界は、まだまだ深いなぁ。