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影に生き、影に死す

今更ながら、『忍法十番勝負』を読みました。
「戦国末期、大阪城の抜け道を描いた絵図面を巡って忍者同士が死闘を繰り広げる」というコンセプトのもと、1964年から『冒険王』に連載された、10人の作家による連作アンソロジーです。その筋では、“奇跡の傑作”とさえ呼ばれる代物。
なにしろ、揃いも揃ったメンバーが強烈無比。横山光輝白土三平に始まり、石ノ森章太郎松本零士藤子不二雄Aなどなど、というまさに驚愕の顔ぶれ。
忍者マンガの世界では超有名作品なのですが、さすがに未だに評判高いだけあって、非常に面白かったです。続かせる為のオチを振るのに皆さん苦労している感じではありますが、なんかもう、鼻血が出そうなほどマンガ力が全体から迸りまくり。
白土三平は基本的にあまり好きじゃないのですが、やはり凄いなぁ……と改めて確認。
大先生はやはり素敵だし、なんか、いい養分を補給できました(笑)