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アテネに散る

その野球、まあ中畑清が監督の器でない事は今更でありますし、結局は“選手の能力差だけで押し切ろうとしたが押し切れなかった”だけの事だと思うわけなんですが。個人的には、スポーツというものに関して純粋でナイーブな日本人の在り方というは嫌いではないので、これはこれで良いぐらいに思うのですけどね。
そもそも何が何でも金メダルが欲しいのだったら他にチームの造り方は幾らでもあるわけで、そこをペナントとの兼ね合いとかオトナの事情により各チームから公平に(?)二人ずつを召集し、監督は長嶋茂雄という御旗を立てて、それで金メダルが取れたら万々歳、というのはまあ、口で言うよりは“必死”には程遠いというのが現実でありましょう。
ただ、個人的にはそれに対して批判的ではありません。日本人のスポーツ観とか取り組み方を考えれば、それぐらいだろうな、と思うわけで。“国の為”とか“国の誇りをかけて”という観念は、土壌が必要なのですよねー。日本には基本的に、スポーツによる国威発揚という概念が無い(失われた、といった方が正確か)ので、それを急に選手に求めるのは酷だと思いますし。
後は、それが無い分のプラスアルファをどこで作れるか、という事になるのだと思うわけですが。