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たまにはクラシックの話でも

脈絡なく。
私が一番好きなのは、なんといっても、J・S・バッハの、トッカータフーガ ニ短調。それと、フーガ ト短調「小フーガ」。この2曲が、クラシックのはまり初めです。生まれて初めて買ったクラシックのCDも、この2曲が収録されていた、バッハのオルガン名曲集(バッハのオルガン名曲集を探せば、大体この2曲は入っているという方が正確ですが)。
それもあってか、楽器ではオルガンが好きです。ハンマークラーヴィアとかチェンバロも好き。勿論、平均律クラーヴィアとかも押さえてます。というかバッハはその辺りの、ちょっと神経質かつ病的っぽい辺りが好き(笑) 「音楽の捧げ物」とか。一つの主題を元に、裏返したり逆行したりとか、素敵。
オルガン好きとしては、サン=サーンス交響曲第三番「オルガン付」も好きです。オルガン好きには、見逃せない交響曲であります。
次に好きな楽器は、ヴァイオリン。比較的、弦楽器は好きです。
交響曲なら、メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲ホ短調。物凄い有名な主題の曲。あと、パガニーニ第2番「ラ・カンパネラ」。これは、後に主題がリストによりピアノ独奏用に編曲されており(こっちも好き)ますが、多分誰もがどこかでフレーズを耳にした事があるくらいの有名なメロディ。
ラヴェルツィガーヌとか、サラサーテツィゴイネルワイゼンも好き。
交響曲なら、ドヴォルザーク第9番ホ短調新世界より。後に弟子により編曲されて歌曲「帰郷」(家路より)として知られる第2楽章が有名ですが、この曲の魅力は何と言っても、鬼気迫る第4楽章だと思います。穏やかな第2楽章を経て、第3楽章で沸々と滾った昏いエネルギーが一気に弾ける第4楽章! 初めて聞いた時、ベートーベンかと思いましたもの(笑) なんかのクラシック本でそういう解説を書いていた方がいてその影響も多少あるのですが、なんだか凄い憎念のエネルギーを感じる曲です個人的には。
もう一つ挙げるなら、ベートーベンの第9番ニ短調「合唱」。超有名曲な上に、日本では第四楽章の「歓喜の歌」が年末の行事化している事もありまして、ちょっと名前を出しにくい感もありますが、正直私はこれを通しで聞いた時に初めて、「ああ、ベートーベンはやっぱり凄いんだなぁ」と思いました。凄い、の一言。これ以後、ベートーベンを見る目(聴く耳?)が変わりました、実際。
……まあ要するに、子供のケチなプライドというやつで、折角クラシック好きで色々聴いているのに「ベートーベンはいい」とか言ってしまうのも何だか恥ずかしいというか詰まらないなぁとか思ってしまっていたわけですが、残念ながら、凄いものは凄い、と。
……恥ずかしい若い頃の話ではありますが(^^;