……あーどうしてこう、企画にすると倒れるんですかね。全く、いつもの事ですが。なんか結局、5回ぐらいしか書いてない気がするのですが。やはり、書きたい時に出来ればライブで書くのが一番という事か(^^; 反省。
- 作者: ロバート A.ハインライン,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1986/09/17
- メディア: 文庫
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時は2070年代のアメリカ。予言者と呼ばれる一人の男により専制政治が行われ、宇宙開発事業は完全に中断。様々な検閲により、人々の自由は奪われ、しかし信仰心という名目でそこには一定の満足感が与えられていた。この宗教的独裁国家において、自由を勝ち取るべく理想を持った人々は、地下組織カバル党を結成。果たして、革命は成功するのか――。
大筋としては、体制側に居た一人の男があるきっかけから体制の真の姿を知り、革命組織に転向。そして革命が成されるまで、の物語。スパイアクション要素を含んだ革命サスペンス、とでもいいましょうか。
正直、単品の作品としては今ひとつ。<未来史>シリーズにおける一つの大きなイベントを切り取った、という感じ。組織論とか心理学的要素をふんだんに盛り込んだ話運びとか、はったりも含めて非常にハインライン色の濃い話。これが宇宙を舞台に描かれていたりするとまた別種の面白さが出てきたりもするのでしょうが、終始、独裁国家と化したアメリカを舞台にしているので、その辺の雰囲気も個人的には今ひとつ。
私の場合は、SFを読む時にどこかで宇宙ロマン的な物を求めていたりするというのもありますが。
この勢いで、『愛に時間を』まで行ってしまおうかなぁ……。