はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

2004年を振り返る:マンガ編補遺

Q.E.D.証明終了(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

そういえば、Q.E.D.〜証明終了〜』加藤元浩)を忘れてました。
去年読んだマンガの中では、トップクラスに面白かった物の一つ。主人公二人のコンビと、作者のミステリへの愛が溢れている所が好き。正直、絵は巧くないのですが、見せ方で頑張っている所も好きです。
何が嫌いって、大した事もないのに絵が巧いつもりで描いてある漫画は大嫌い。
あと、同作者の『ロケットマン』は8巻まで読みました。こちらは少々、微妙。少し、小難しい事を小難しくやりすぎているかなーという気がしております。この作者には、根っこの所では小難しい事をやりつつも表層的に物語はさくっと楽しめる、ぐらいの物を期待していたんで、少し期待値が高すぎる、というのはまあ有るかもしれませんが。後、美男美女をぱしっと描けるタイプの絵描きさんではないので、この作品のキャラ造型に関しては、その点がややマイナスになっているのは如何ともしがたく。
Q.E.D.』に関しては、格好良すぎない主人公と適度に可愛いヒロイン、というのが丁度バランス的に巧くはまっているのですが。それでいてちゃんと、たまにここぞという所で主人公を格好良く(見せ方的に)描く辺りの技は冴えております。