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魔法少女は電気毛布の夢を見るか?

見出し、意味無し。
というわけで、なくまさんからいただいたコメントを元に昨日の話を更に展開してみようかと思いますが、成る程、もう少しファンタジックな方面まで手を広げていくと、“魔法で変身”という要素が出てくるわけであります。
……昨日、化粧も魔法、て書いた気もしますが(笑)
ここまで来るとそっくりさんネタからはちょっと離れてきますが、まあこの際なので、(変身・変装を含む)そっくりさんネタ及び入れ替わりなどを含む自分の立場が一時的に変化する物語に関する考察、という事で(笑)
実際の所、ある種の変身・入れ替わりに、魔法少女というジャンルが影響を及ぼしているのは確かなんだろうな、とは思います。実際に魔法(或いはそれに類するもの)で変身して云々、という作品も系譜としては存在し続けておりますが、その変則パターンとして見る事も可能ではあろうな、と。
となるとここで面白いのは、女の子の変身の対象が、概ね“オトナの女”である事でしょうか。願望充足の一形態としての変身、という前提でこの場では考えると、この擬似成長に対する憧憬があると考えられます。
一方、男にはあまりそういうのが無いのですよね。まあ、同列として引き合いに例えば変身ヒーローを出すならば、見た目が大幅変わってしまうのであまり差は無いのでは、という考え方もあるかもしれませんが、とりあえず、オトナになる、というのはあまり無い。
まあこの辺りは女性の場合は成長すると明らかに外観が変わる、という要素も関係しているかとは思いますが。
ただやはり、女性が別の世界へ行くのに一時的変身というプロセスを取るのに比べると、男の場合は“そのまま行く”というパターンが多い。
子供だけどオトナの世界でやっていけるぜ、みたいな。
特にスポーツ物なんかでよくあるネタですが。この辺りが幼くして男のプライドをくすぐるという事なのか(笑)
別の見方をするならば、ある環境に対する憧憬があった時、女性は環境に対応した状態に自分を合わせるのを好む傾向があるのに対し、男はその環境へ割って入るというか環境への道を切り開く方が好き、という考え方の方が適切かもしれません。
要するに、男は“入れ替わる”より“成り上がる”方が好き。
というと話飛びすぎな気もしますが、まあ、そういう所はあるのでしょうね、きっと。女性に無いというわけではなく。