傑作『クロスボーン・ガンダム』(原作:富野由悠季/漫画:長谷川裕一)の後記的短編集。
といっても、本編と違って本を富野さんが書いているわけではないので、すっかり長谷川ワールド。
正直、あんまり期待しないで御祝儀で買いました。
まあ大体、そういうつもりで正解でした(笑)
長谷川さんは嫌いでは無いのですけどねー、『クロスボーン・ガンダム』そのものは、富野節全開だったので、やはり離れると違うというか。そもそも、長谷川さんは原作があるわけでも自分のオリジナルでもない漫画を描くのってどうなんでしょうかね。読んだ限りでは、苦手なんじゃないか、て感じなんですが(^^; 途中(スケジュール的な問題かもしれませんが)、やたらに作画も漫画も雑な話あったりしますし。
ただ、一年戦争当時のウモン爺さんの活躍を描いた巻頭エピソード「バカがボオルでやってくる!」は傑作。
作者コメントにて
「こうなったら1/60PGが出るまでがんばっちゃいますんで、よろしく!」
という事なんですが、いやいやいや、PGなんて出ても買えないので、MGでいいです(笑)
……にしても、こんなコミックスが出るとは、恐ろしい時代だなぁ。もう10年前の作品というのも、恐ろしいなぁ。