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彼等の理由

そろそろ素直に、見出しを作るべきだと思いました、はい。


「5人が5人とも急に戦士にされて驚く」1話なんて何年ぶりだろう? ゴーゴーファイブ以来かも知れん。(99年だから6年ぶり? あれも五兄弟戦隊だったのは偶然か)
ブロダイ
個人的にも興味あったので、過去10年さかのぼってスタート時の構図を簡単に検証してみました。
−−−
超力戦隊オーレンジャー職業軍人による純粋なる地球防衛。敵は侵略異星人。
激走戦隊カーレンジャー:戦う交通安全。星座伝説の示す戦士達+クルマジックパワー。異星人にお願いされて宇宙の暴走族と戦う。敵は宇宙暴走族。
電磁戦隊メガレンジャー:スカウトされた一人+その友人達が割と成り行きで変身する事になる高校生戦隊。敵は侵略異次元人。
星獣戦隊ギンガマン:銀河を貫く伝説の刃、もとい古代戦士の末裔。敵は宇宙海賊。
救急戦隊ゴーゴーファイブ父帰るマッドサイエンティストにより、強制変身する戦う救命活動。敵は宇宙からの侵略者、災魔一族。
未来戦隊タイムレンジャー:未来から来た時空警察+現地スカウトの一人。敵は時間犯罪者。
百獣戦隊ガオレンジャー:シャーマン能力を持ったメンバーがスカウトされて結成。敵はオルグ界のオルグ
忍風戦隊ハリケンジャー:忍者学校の生徒達が、学校を破壊された復讐の為に戦う(ちょっと違う)。敵は宇宙忍者。
爆竜戦隊アバレンジャー異世界からの戦士と、秘めたパワーの持ち主達。お願いされて、異世界からの侵略者に立ち向かう。
特捜戦隊デカレンジャー:宇宙警察vs宇宙犯罪者。
−−−
この書き方にならうと、
魔法戦隊マジレンジャー:母さんは魔法使い。天空聖者からさずかった魔法の力で否も応もなく戦闘開始。敵は地底からの侵略者(らしい)。
という感じでしょうか。
大雑把に分別すると、

という感じでしょうか。
スカウトと半強制は近い所ありますが(何にしろ、場の勢い要素は有りますし)、一応、それなりの必然性と許諾があるかと、頭ごなしに押しつけられるかで分けました。メガはやや中間な感じなんですが。マジレンジャー天空聖者の魔法の力を受け入れるのに、何らかの素質が必要な場合もあるかもしれませんが、一応初期段階の構図という事で。宿命系と分別したのは、最初から覚悟が有るか無いか。
ついでに、敵勢力も分類。

ガオは見ていなかったので検索で調べた限りの情報で書いているので、オルグ界が地底とかにあったら御免なさい。……こう並べると宇宙からの侵略者、多いですね。
というわけで、ゴーゴーファイブ以来の強制出撃、という感じのマジレンジャーですが、両作とも親に押し付けられているという点も共通していますね(笑) まあ、この辺は話の構造上、そうならざるを得ない所もあるでしょうけれども。
強制風味のあるメガレンジャーにしろハリケンジャーにしろ、長官的立場に“父親的存在”が配置されてますし。ハリケンの場合は、師匠がハムスターになってしまったので、もう一人のキャラで姐さん的母性も追加されていますが。
55Vの場合、結局父親との関係はややなし崩しになり、『家族』テーマという面に関しては失敗したと言ってしまっていいと思うのですが、その辺りふまえて、マジレンジャー、それを出来るのか、興味深い所ではあります。

*1:レッドのみ現地スカウト

*2:本来の職務は宇宙忍者と戦う事ではない

*3:レッド以外の4人は成り行き