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ショートカットの話


とりあえず、場所のショートカットに何度か目眩が。
学校にいたのになんで山林に?! とか。
〔青い夜に君を探す〕
『超光戦士シャンゼリオン』第1話感想より
あー、もう、それは非常に正しいツッコミだと思います。
というか、そういうのが全く気にならなくなっている辺り、改めて私って業界にどっぷりはまってしまっているのだなぁとか思うわけですが(^^;
えーもう、正直言って、“悪しき慣習”(とまあ、幾つかのやむを得ない事情)と言ってしまうべき所だとは思うのですが、基本的に、ある時代以前の特撮ヒーローもの、特に等身大ヒーローの戦闘中の場面移動のショートカットは、時空間を超越します(笑)
戦闘中に主人公だったり敵だったりが画面外に吹っ飛んだりしたら、次は全く別の場所に居る可能性が非常に高いと思って見て下さい(笑)
倉庫から側転して画面外に出たと思ったら次に現れた所は採石場とか、戦闘シーンの入りを俯瞰で撮っていたのが近付いたら何故か別の場所とか、酷いのになると、戦闘中に昼夜が入れ替わったりとか(これは、ショートカット云々抜きでどうかと思いますが)。
まあ、ロケ場所とか撮影時間が限定されているという理由はあるのですけど、これを約20年間放置してきたのはまあ、業界の悪習と言ってしまって良いでしょう。あまりにも当たり前になりすぎて、見る方も(多分)撮る方も、気にしなくなってしまっていたというのはありますが。
で、実はこの辺りは、近年急速に改善が進んだ所の一つであり(一つの理由としては、『クウガ』以降、街中での撮影がやりやすくなった)、『超光戦士シャンゼリオン』はこの点は、ちょうど過渡期ぐらいの作品になるかもしれません。都市型特撮と化していく『シャンゼリオン』は、途中から割と、生活空間と戦闘空間が近付いていったりいかなかったりするので、その辺りの齟齬と違和感が微妙に減っているかも。……正直、そういう観点から見た事無かったので、自信を持って言えませんが(^^;
あーでもほんと、戦闘中とか爆発シーンのショートカットに関しては、一種の舞台的お約束だと思って見てしまっていたので、まるで気にした事ありませんでしたよ。少しショックであると同時に、新鮮。