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京極

税込み1680円の新書など、もう単行本にしてしまえ、と思った人はどれぐらい居るのか。
私は思いました。
しかし何だかんだで当店売り切れ。売り切れた後に「この前まではありましたよね……」と聞かれた回数1回。
あれですよ、馬鹿みたいに積んである一部大型書店を除いて、中小の書店では見つけた時に買っておいて下さい。どこにも隠してないし、次はいつ入ってくるかわかりませんから(^^;
ちなみに「世間」と「書店業界」ではこの大型書店という言葉の意味に凄いギャップがあって、これが時にお客さんとの間に厄介な誤解を生む事になったりします。
店構えがちょっと大きいぐらいの書店は、業界では「大きい」とはいいません。
業界的な「大きい」は、全国とは言わないまでもそれなりの規模でチェーン展開していて、問屋や出版社の配本ランクでベスト10から20ぐらいまでに入っている書店の事です。
例示すると、紀伊国屋丸善文教堂有隣堂、リブロ、TUTAYA系列……とか、このぐらいの規模の所。このクラスにならないと、希望通り(概ね、以上)の配本は望めないというのが現状。で、この後に県内有数、という一つの県の中で最もチェーン展開しているような所が続いて、その後でようやく街の大きな本屋さんが顔を出したり出さなかったりで、このクラスになると単純にどれだけ売って出版社の配本ランクを自力で上げられるかにかかっていたりです。
にしても、最近では例えば秋葉とか秋葉とか秋葉の、元来、書店ではない所に、問屋からファンタジー系の文庫が流れているのは地味に痛いんだよなぁとか思うわけで。あの辺りはランク付けも厳しいし重版も一部除いて遅いので、入りが非常に悪いので。だから近所の本屋さんでその辺りの文庫が無くても(特に電撃が厳しい)許してあげて下さひ。
でも何故か、集英社コバルト文庫だけは、割と配本があったりするのですが。あれ、そんなに売れているのか、配本ランクの付け方が甘いのか、不思議にきちんと配本されます。というか、集英社文庫よりもコバルト文庫の方が配本される。……ま、集英社文庫は滅多に売れ筋ないので、実際むしろコバルトの方が売れるのですがね(笑)