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蒼天已死

先頃の文庫版完結を機にしてなのかどうか、我が店では最近何故か、『蒼天航路』(作:李學仁/画:王欣太)がやたらに売れます。どういうわけか三人ぐらいのお客さんが順を追って買っているという状態。多分、一人、完結まで辿り着きました。とか思っていたら、今日になってまた1〜3巻が売れました(笑)
で、あんまり売れるし以前からちょっと気になってはいたので、最近休憩中に読み出したのですが、現在、呂布と決着がついて、これから遠紹との決戦が始まり出すぞ、という所。
私の『三国志』歴は、講談社青い鳥文庫に始まって、ナムコ三国志〜中原の覇者〜』(名作!)→横山光輝吉川英治→光栄、という感じで小中学生の頃に一気に浸った後、ちょっとしたブームが来たりBL寄りの玩具になっていた頃に距離を置いていた為、『三国志』ものを読むの自体が、非常に久々。
で、マンガ自体も面白いのですけど、久々に『三国志』を読むと子供の頃はよくわかっていなかったりすっ飛ばしていた部分が見えてきて、それ自体が割と面白いです。
例えば、当たり前といえば当たり前なのですが主要キャラ物凄いオヤジばかりだなぁとか、荊州が想像していたのより遙かに広かったとかずっと西の果てだと思っていたよ西涼(^^;とか。
横山三国志なんかも巻末に地図とか載っていた記憶があるのですが、当時全く無視していましたし。
逆に、基本は戦争ものなのに地理関係全くわからなくても面白かった『三国志演義)』というのも凄いバイタリティの話だよなとは思うのですが。
で、『蒼天航路』を読んだ後にちょっと気になった事があって横山大先生の『三国志』をパラパラと見たのですが、
うーんやっぱり、
横山光輝における馬上戦闘の表現の秀逸さ
というのは素晴らしい。
横山光輝という漫画家のレベルの高さだなぁ。