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もどかしく切なくてだから いわゆるこれは 恋なので

すろうらいふすとーりー

すろうらいふすとーりー

まあ昔のでも有る事は有るのですけど、やはり年取ってくると段々、説教系の歌の内容がストレートになってくるのかなぁ……さだまさしは説教くささがくどすぎない所も好きな所の一つなのですが、割とストレートな曲が何曲か。ブックレット見ると、ちょうどイラク戦争当時に作ったという事で、終戦50年の年のアルバムも結構濃かったので、そういうのはあるかと思うし、それ自体を否定する気はさらさら無いのですが。心配しているのは、例えば久保田早紀みたいに、後年の歌が説教くさいとか理想世界みたいなのを歌ったのばかりになると嫌だなぁと(^^; 戦争をテーマにした歌でも、例えば「戦友会」みたいに技巧を凝らした歌を作れる能力を持っている人ですから。
「戦友会」はラスト一節の、
遠くでバイクの走り去る 青春が聞こえた
が「うあ、巧っ」といった具合で、作った側はテクニックを誉められて嬉しい歌ではないかもしれませんが、まあ巧いんですよまさし。例えるならつまり、ノンフィクションでメッセージを出すタイプにはなってほしくないなぁと。メッセージを語るにしてもあくまでフィクションの所から発信してほしいなぁと。……と言うものの、ノンフィクションに題材を取った歌も多いさだまさしなので、なんか妙な例えになっていますが。
今の所、一番気に入ったのはアルバムタイトルにもなっている「すろうらいふすとーりー」。ま、非常に典型的なさだまさし、という感じなのですが、それが好きなので仕方がない(笑)