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今更ですが

ユニコーンガンダムの角を開くとガンダムアンテナ(?)になるというデザインは、割とスマートで良いですね。
そして最近、あれが『逆シャア』と地続きの話だと知って驚きました。
地続きといえば、去年の末に『クロスボーンガンダム〜鋼鉄の7人〜』(長谷川裕一)3巻を読みました。
ほぼまるまる一巻、敵本拠地へのカチコミによる戦闘のみ(^^;
ううーん、打ち切り気味だったのかどうか知りませんが、最後あんなに急展開にするのなら、最初の方をあんなにのんびり書かなくても良かったよなぁ……。もともと、私のこの作品への不満点はテンポの悪さ(というか展開の遅さ)で、前半からもうちょっとサクサクと進めていたら、また違った雰囲気でもう少し綺麗にまとまったのではないかと思うのですけど。
それでも、出撃前夜シーンの盛り上げ方とかはさすが年季の入った巧みさなのですが、ただそれは定型詩としての盛り上がりであって、作品の個性というほどのものでもない。勿論、そもそも長谷川裕一のよってたつドラマツルギーは古典的なものではあるのですけれども、それ故に一層強く、オリジナルの『クロスボーンガンダム』本編の特異性というか、富野由悠季ミーツ長谷川裕一、というキメラ的妙味を際だたせる結果となった感があります。
でまあ率直に言って、敵本拠地へのかちこみ→軒並み死亡という展開は色々と台無しで、前作で死に損ねた人達に、悲惨な結末を与えただけという気はします。後あんまり戦闘長引かせると、結局のところ長谷川裕一のリズムはスーパーロボットのそれであって、自己犠牲と必殺技の応酬、みたいなものに終始してしまうのも、ちょっといただけなかった。
まあそんなわけで、個人的には黒歴史行き(笑)
ちょいと残念な幕引きでありました。
オリジナル(と呼んでおこう)は名作ですが!