一昨日の話の関連になりますが、どういうわけか、休刊号というのは、表紙を見ただけではわからないものが多いのです。
時々、ネタにしてやれみたいな勢いで表紙から大きく「休刊」の文字が踊っているようなものもありますが、比率的には間違いなく、表紙を見ただけではまっっったくその号で休刊だとわからない物が多い筈。
いや、確かに、目出度い事では無いでしょうけれども、しかしもう少し現場に易しく分かりやすくても良いと思うのですよねー。
勿論、ちゃんとした書店及び店員なら、問屋の週報をちゃんとチェックして、休刊誌や創刊誌を覚えるなりメモするなりしておくのでしょうが。一覧見ても、ほとんど関係無い雑誌ばかりだと、ついつい忘れるわけで(おぃ)
概ね、目次の所にちょこっと「休刊のお知らせ」とか書いてあったり、編集後記の所に代わりに「ラスト・メッセージ」とか置いてあったりするわけなんですが、時々、買っている人が「最近見ないんだけどどうしたのかな?」とか聞いてくる事さえあるわけなんですよ!(実話)
というか、一昨日書いた『ワールドサッカーマガジン』はそれで発覚したのですけど(笑) いや、もともとその辺りの雑誌は弱い店なのであまり気にしていなかったというのはあるのですけれども。でもまあ、もう少しわかりやすく、表紙を見たら休刊だとわかる雑誌の在り方を希望します。……そうすると売れないとかいうデータでもあるのかなぁ……むしろ名残惜しんで買ってくれる人がいたりしそうな気もするのだけどなぁ。
あと、何かの拍子に必要になって調べた時に(インターネット万歳)わかりやすいように、休刊した雑誌のコンテンツをそのまま最新号(休刊した号)の情報で放置しておかないで、大きく「休刊」とか是非とも書いておいていただきたい(笑)
それから出版社のサイトは、自分の所の出版物ぐらいは、ページ内検索できるようにしておいて下さいホントに。しかもその際、外部検索に飛ばさないで、自前の所だけで処理してください。まあ経験上、出版社のサイトは概ね役に立ちませんが。……てそれは多分、本屋の店員が知りたい事と、出版社が来訪するお客さんに報せたい事が違うからなんでしょうけども!
……でも出版社のサイトを一番使うのって、本屋の気はするんですけどね(笑)
まあ大体は問屋の所とかで事足りるのですけど、補足的な事とかをちょっと調べたい時とかが有るのですけれどもね、下手すると、専門書とかは、ジュンク堂のデータベースとかの方がちゃんとした情報載っていたりします。
求む、書店に優しい出版社サイト(笑)
ちなみに、書店専用の発注サイトを除くと、今のところ一番使い勝手が良いのはNHK出版ですかね。ま、使用頻度が高いというのもあるのですが、恐らく、作っている側が書店サイドの利用というのを意識していると思われ、出版社のサイトとしては、かなり優秀。できれば、「現在再放送中の番組(とテキスト)」とかを一目でわかるようにしてもらえると、より助かりますが。
……て、だからNHKは趣味悠々の再放送の時は、番組の最後のテキスト紹介の時に如何にもどこにでもあるように流さずに、「この番組は再放送だからテキストは本屋に行ってもたぶん注文です」とか何とか書いておいてくれと何度言えばわかるのか……!!
下手すると、本放送のものより、再放送のものの方が聞かれる事あるから〜、今期は『奥の細道をゆく』の再放送が非常に人気です。なんか、「奥の細道」を特集した『サライ』もやたらに好調だし、今どこかでブーム?