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ドラマ『Q.E.D.〜証明終了〜』を見た

笹塚刑事が二枚目じゃないですよ?!
Q.E.D.』世界で貴重な二枚目なのにー。
というのが最大の不満(笑)
割と本気で。
もうね、駄目です、タイトル出た所から、ニヤニヤし通しで。もし横で誰かが見ていたら、気持ち悪かったと思う(笑)
自分の好きなマイナー物が表舞台に出た時の人の反応って、「とにかく嬉しい」か「ちょっと引いて見てしまう」の二択になると思うのですが、自分で思った以上にひたすら前者。ちょっとした躁状態で、面白いとか面白くないとか関係なく、無駄にニヤニヤ。
あーいやー、なんか、こう、幸せになれた。
これがきっと、多幸感というやつだ。
そんなわけで、肝心のドラマの中身の方ですが、割と面白く見られたのですが、冷静に面白かったのか、単にハイになっていたからからそういう風に見えてしまったのか、自分でもよくわかりません(笑)
でも、メイン二人のキャストは、思いの他、良かったかなと。
リアルにするとアーパー寸前の水原さんはギリギリでいい方向にはまったと思うし、燈馬くんも突飛すぎない範囲で、TVドラマの枠内でいい感じに表現されたと思います。バランス的には危うい所という感じはするので、エピソードの脚本によっては、駄目な方向へ転がる場合もあるでしょうが、第1話に関しては、セーフの範囲でうまく収まっておりました。
そこいくと、きつかったのは、水原父。原作のイメージとまるで違う石黒賢を起用して、水原家まわりの設定もドラマ版で変えているなら(水原母は殺されてしまいました)、水原警部のキャラごと変えてしまえば良かったと思うのですが、中途半端に原作のキャラを残そうとしているのと、石黒賢の似合わない変なオヤジ演技があいまって、キャラそのものがだいぶおかしな雰囲気に(^^; 刑事というより、単なる変質者っぽい。シナリオ・演技、双方の点からもう少しこなれてくると何とかなるのかなと期待したい所ではありますが。こんな事なら性格も完全にオリジナルにしてしまえば良かったのに。
シナリオは、限られた時間の中で、メイン二人のキャラを紹介して、事件を起こして、解決して、という事を考えると、アレンジは及第点でないかと。
もっとも、謎解き→降下にあれだけ時間を取れるのだったら、もう少し、事件関係者のキャラ出しに時間取っても良かったかな、という気はしました。原作読み返すと、割と燈馬くんと熊倉さんの会話が、いい雰囲気を出していたりするので。


燈馬「イヤな予感がして、また来たんです。そのうちどうしても飛ばなきゃいけなくなる気がして……」
熊倉「なるほど、飛ばなきゃいけない……か。飛びたいって動機よりは共感できるな」
この辺り、ゲストキャラの書き込みをすっ飛ばした事により物語が浅くなったというのは少々どうかとは思うのですが、それ故に犯人像が、“単なる身勝手な男”に変更されたのかな、と。メインキャラ紹介の前振りに時間を取らなくて良くなる次回以降は、その辺りの細かい部分も描いてほしい所。
もっとも、第1話という事でドラマ的なスペクタクルを作りたくての「青の密室」だったのでしょうから(そもそも、原作の中ではそれほど出来のいい話ではないと思うのですよ、これ)、最後のスペクタクルに時間を割く事になるのは当たり前ではあるのですが。
犯人の燻りだしに割と無理があるのは、原作でも同様なので、あんなものかなーと。原作でも、シリーズ屈指で燈馬くんが過激な行動にでる話なのですが、ドラマはこの路線で、多少は燈馬くんが男らしい所を見せていくのでしょうか。
……というよりも、燈馬くんが“飛ぶ”という事にメタファーを盛り込んで、全10回(予定)の中で、彼の変革を描く形で組み立てるつもりなのかなー。
そこまで考えた上で「青の密室」を1話に持ってきたなら、なかなか意欲的だと思うのですが、とちょっと深読みしてみる。
まあしかし、途中で机をひっくり返す事なく、最後までちゃんと見られたので良かったです。多分にテンションの為だとは思うのですが、そこはあまり気にしない方向で。
第2話は「銀の瞳」という事ですが、これ、原作でも最高傑作の部類に入るエピソードだと思っており非常に好きな話なので、楽しみ半分、怖いの半分。今回割と好印象ですが、これのアレンジ次第では、がらりと評価変わるかも(笑) 今、つい勢いで読み返してしまいましたが、やはりいい。
あと細かい所では、ナイトとギルスの共演あたりは、元特撮野郎として一応触れておくべきでしょうか。松田悟志は、割と好きです。
最終回は是非、「サクラ サクラ」で締めてくれないかなぁ。地味すぎて無理かなぁ。