いよいよ、来週最終回の『ギャンブルッ!』。
今週は沢尻戦の決着、でしたが…………ここまでこのマンガで扱ってきた話をきちっと踏まえた上で、沢尻の兄ちゃんの笑顔から、マサルと二人でサイの目をピタリと当てる、という流れは非常にこのマンガ的に良かった。
良かっただけに、何とかこの流れを“病気というファクター”無しで出来なかったのかと、それが惜しい、非常に惜しい。
病気は駄目なんですよ、病気は。
特にこのマンガの場合、ここまで一切そういう振りが無かった上で病名が「白血病」ってもう、何も考えてなかっただろう作者というのが見えすぎて、更に駄目。今週が良かっただけに、ホント残念。
沢尻がキャラとして立ちすぎてしまって、マサルとまともに戦わせる事が出来なくなってしまったのが直接の要因だと思うのですが、せっかくここまで盛り上げてきたのに、沢尻がトイレで血ぃ吐いた所で萎えちゃったからなぁ。
“誰にでも作れる良いシーン”に、逃げないで欲しかった。
次回最終回、このマンガの味をどこまで出せるか、期待です。
『金剛番長』は、久々に特撮っぽい展開で、個人的には非常に満足。
ところで「ダモクレス計画」って「ダモクレスの剣」から来ているのでしょうが、何かで聞く度に意味を覚えようとして、覚えられないのだよなー。いい機会なので、今度こそ覚えよう。手元の辞書によると、
ディオニソス王に仕えるダモクレスが王の幸福を讃えた所、天井から細い糸一本でつるした剣が頭上にある玉座に座らされた故事から、繁栄の中にも常に危険が迫っている事ですか、ふむふむ。
これは、猛兄さんが危険、という事で良いのでしょうか。
いわゆる、平和という名の惰眠を貪る愚民どもに恐怖という名の刺激を与える事で新しい時代に生き延びる資格のある者を選別するのだー、的な感じなのかしら。
サソリ姐さんは……えーと……居合に変わる新レギュラーという事で良いのでしょうか。