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ガンダムエース9月号〔富野由悠季×安彦良和対談〕より(1)

掲載雑誌の発売から2ヶ月経ったので、そろそろ良いだろうという事で、印象的な部分の抜き書き。明記していないものは全て、富野氏の発言。個人的な再読も兼ねているので、対談の頭から順々に。


ただ、最初からこのプランを聞いていたら絶対潰してたでしょうから、僕の知らない所でゴーサインが出て、結果的にこんな素晴らしいものを見られたのは本当によかったと思います。一人の意見だけで動いちゃいけないというのは正しいよね(笑)

首を動かせるんだったら、なぜ手を動かすことまで考えないんだって、演出家としてはそう思っちゃうのね。

このまま何の反省もなしに次にザクを作られちゃ困るんです。5年後にザクを作るなら、せめて自力で立ち上がれと。


安彦 結局、作れと言ってる(笑)
1/1ガンダムについて、最初から企画を相談されたら潰していた、というのは、1/1ガンダムの写真集の方でも言っていたので、本音っぽい。
ザクに関しては凄い無茶を言っていますが、この後、以前に紹介した、富野監督の奥様が格好いい話

ガンダム一体がただ立ってるだけというバカバカしさが、いろんな方向からものを考えるヒントになったので、今回の関係者には本当に感謝しています。

  • ガンダム THE ORIGIN』について


安彦 ちょうど9年前の今ごろなんですよ、オリジンを描いてもいいかと富野さんに話しにいったのが。そこで「じゃあ読ませてもらうよ」という言葉をもらって、オリジンは始まった。(中略)ということで9年も続けてしまったわけだけど、富野さん、オリジンは読んでた?


これに関してのコメントは、僕には一切できない。それは今、安彦さんが言ったとおりで、現在進行形の作品で、何かを言ったら影響が出るかもしれないわけだから、僕は口が曲がっても何も言えないです。


安彦 じゃあ終われば言える?


いや、言えないかもしれない。というのは、9年続いたという仕事としての積み上げがあるわけだから、やはり一切言えない。
読んでないな、富野
読む・読まないといえば、大和田秀樹の『ガンダム創世』を、読んでいるかが気になります(笑)
続く。