ファンマルワイクは、オランダの監督。まあ、この数年、ヨーロッパを驚かすような事をしているわけでなし、オランダの日本に対する認識なんてその程度ではありましょう。むしろ、FIFAランク3位、優勝候補の一角には、それぐらいの態度でいてほしい、という部分もある。そうでなくては昇りがいがない。
「ファンマルワイク? ああ、自分が日本の監督だと分かっていなかった。話していたら“ところで日本の監督はだれだ?”って。その程度にしか思われていない」
一方で、
というのが、気になる所。
「失礼な? そんなことは思いません。勝ちたくなった? そんな単純じゃない」と、岡田監督は気に留めない素振りを装った。
まあもともとの性格なら変えるのは難しいでしょうが、どうも岡田監督は、こういうポーズが格好いいと思っている節がある気がしてなりません。なんかちょっと、違う気がするのですよ。こういう時に、聞いているファンを盛り上げるコメントしないで、何の為の監督か、と個人的には思うのです。
これは持論ですが、相当に傑出した能力が無い限りは、監督はパフォーマーとしての一面を持つべきである、と思っています。
98年のカズ外し以来引きずっている不信感でもあるのですが、岡田監督にはどうもこう、選手やファンに燃料を投下する能力、に欠けているような気がして仕方がありません。追加の燃料投下しなくてもアベレージで勝てるチームなら良いですが、そうでないチームの後一歩二歩を引き出せるのだろうか、という所に疑問があるのです。
あと半年、今更監督を交代しろとは全く思わないだけに、もう少しこう、熱を外に向けて出して欲しいなぁ、と思う。