そんな成り行きで、TVをBGM代わりに非建設的な作業をしていたら(建設的な作業をする予定もあったのですが)、たまたま見たサッカー天皇杯の準決勝が割と面白かった。どこかで見た顔だなぁと思ったら、長谷川健太が今、エスパルスの監督なのかぁ。例のゴール分だけの贔屓で、なんとなく名古屋に肩入れして見ていましたが。しかし、延長戦の後半は、ぐだぐだになるなぁ。ピクシーの方にボールが飛んでこないだろうか、とひたすら期待してしまいました(おぃ)
その後、余裕を持って勝利したガンバを見つつ、チャンネルを変えたら、日本テレビで原の特集番組やっていて、これを見る。TV番組表とか買ってないし見もしないので、これはたまたま見られてラッキーでした。
原の選手〜監督時代をプレイバックしつつ、前半は父・貢氏との対談、後半は藤田監督の事を挟む、という構成。
藤田さんの墓前に優勝報告をしにいった映像の所は、ちょっとグッと来てしまいました。原の名声が上がった事により、野球史・巨人史における藤田さんの名前が更に大きくなった事は、ファンとして嬉しい。
ところで、話に聞いた事はありましたが、今見ると、原の結婚式における巨人軍OBの大人げの無さと来たら凄まじい(笑) 披露宴の祝辞で、王・長嶋から、「新郎のせいで今年の優勝を逃したようなものだから、来季は何とかしろよ」と言われる、ってどうしてこんな所で凄まじい修羅場。
特に長嶋の「今年は40本、310.は行くでしょう、と言っちゃったのに、記者からは残念な話ばかり聞く事になった」って、読売グループ的に今流していい映像なのか、というレベル。
あと王さんが、巨人にクビを切られて、ダイエーで苦渋の数年を過ごす事で、如何に人間が大きくなったかが、よくわかる。
“巨人軍”とか“巨人の4番”という言葉が今よりも遙かに重みを持っていた20年以上前の事ではありますが、改めて、こういうのを乗り越えて今巨人でまた監督やっている原の精神的タフさは凄いというか、これは王や長嶋自身も含めてですが、“巨人のスター”という看板を背負って何年かプレーしていた人達の精神力というのは、我々と同じスケールで測れないものがある。どこかトんでるのも、むべなるかな、というか。トんでないと、やってられそうにない。