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六月の勝利の歌を懐かしむ〜トルシエ会見全文集より〜:6

〔スポーツナビ | サッカー|日本代表 | トルシエ会見全文アーカイヴ〕
えらく久々になってしまいましたが、『世界樹の迷宮3』が原因です。


〔2000.12・14 (キリンビバレッジサッカー2000)日本代表メンバー発表会見全文〕より
アジアカップのお祝いをしていないんですよね、本当に(笑)。つまり、この表彰を選手の数も半分ぐらいで形式的なものはありました。みんな私におめでとうって言ってきてくれるんですよね。何でっていうと「ベストドレッサー賞おめでとう」って言ってアジアカップのおめでとうがないんです(笑)。

やはり日本にはサッカーに対する情熱が足りない、アジアカップに勝ったのは気持ちの持ちようで勝ったんだと思っています。つまり気持ちの持ちようというものが、人間が自分たちの手で作っていった気持ちの持ちようで、それをもってして勝つことができたわけです。

ピッチの上でしっかりと立つ、本当の人間たちが勝ち取ったカップです。そしてこのような考え方でカップを取ったということで将来、代表チームというものはどのような形で作っていくべきなのかということをみんなの目にしっかりと見せつけることができたのだと思います。そして、このアジアカップを取った選手たち、そのチームに対して、アジアカップを取れた、そのものの考え方というものをしっかりと今後も維持してほしいと望むものです。
まさに新しい選手たちが代表チームに入ってきた時に、こうして自分たちは共通の目標というものを持っているんだ、その共通の目標に向かって自分たちを高めていかなくてはいけないのだと、そうした模範を見せてやってほしいと思うわけです。

「監督は何のためにそこにいるのだ?」と言われるとみんなのエネルギーというものを出させるためにいるのです。
↑ここ、重要なのでテストに出るから、よく覚えておくように。

――今回、カズを選んだということで、期待していることを具体的に教えてください。


私がカズに期待をしているのは、彼自身ベストを尽くしてほしい、ということを期待していますし、また彼自身の経験に基づいたかたちで、チームとして生活に、またピッチでそうしたものを示してほしいと思います。また彼が楽観的に物を考える人間だというところに惹かれていますし、生活を楽しむということ、それとチームに光を与えてくれる。そうしたカズに期待を寄せているわけです。
日本のサッカーを考える上では、カズをはずせません。つまりブラジルのジーコ、フランスのプラティニ、ドイツのベッケンバウアーと同じように、カズが並び、賞されるわけでありまして、そうした大切なカズを大いに認める必要がありますし、またカズがいることによって、人々につながりというものができるわけでありまして、日本のサッカーの大いなるポテンシャルというものを、カズがいることによって、2002年に向けて大きい志というものを育てていくことができます。
トルシエというと、(この当時の)中田英や中村を中心としたマスコミにおけるスターシステム批判者として語られる事が多いわけですが、一方で、カズに対する敬意は隠しもしないというか、激賞、という言葉がふさわしいコメント。
改めて振り返ると、お互い納得ずくというか(選手としてのカズにとって幸いだったかは別として)この二人はある種の“共犯関係”であったのではないか、という気はしないでもありません。そしてそのタイミングで中山という選手が居たというのが、2002年までの日本サッカー界にあった幸運であり一つの“良い流れ”であったのでしょう。

〔トルシエ会見全文 2000.12.20日韓戦前日〕より
――韓国は新しく外国人の監督が就任しましたが、何かアドバイスとか心掛けとかはありますか
フース・ヒディンクへのアドバイスをそそのかす、日本マスコミ恐るべし!!

いつも言っていて、繰り返しになりますが、FWの個人の力というよりも、点を取るというのはチームのプロセスのことで、一番大事なのは守備から攻撃の切り替えを通じて、どうやってラストパスを出すのかという、そのプロセスが一番大事で、あとは具体的に点を取れる選手は1000人ぐらいいるし、誰でもできるんですよ。
さすがに言い過ぎだと思います(笑)

――今回はアジアカップに比べて新たな選手が加わっているのですが、特に気になった選手、目に付いた選手がいれば教えてください


新たに加わった選手は全員のモチベーションが高いと思います。なぜかというとアジアカップで優勝したチームがあって、それと同じスピリットを維持しないといけない。このチームに入ればこのレベルでプレーしないといけないという意識がすごく強いですよね。それがわれわれの自信になりました。

――カズ(三浦知良)選手は昨日も若手選手に30分ほど、代表選手のあり 方などを説いたようなんですが、カズ選手の存在感というのをトルシエ監督 にお聞きしたいのですが


私から言われたのはそういう指示を出すということではなくて、本人がもともとそういう性格で非常にオープンでコミュニケーションを取るのが好きな人物で、だから若者にとっても彼のそういう積極的でオープンな性格と話したくなるんですね。
いつも彼は積極的で前向きで選手を引っ張る役をやりたいということで、参りますね。たとえば今日の午後はみんなを向こうの観覧車に連れて行ってます(笑)。行きたい行きたいと言うので抑えないと(笑)。

明日の試合を通じて改めて強調したいのは、私のチームは個人のチームではない、抜きん出るスター扱いのチームではない『チーム』です。すなわちそういうスーパースター扱いされる4、5人の選手に特権は与えないし、特別扱いはしません。脇役として取り上げられたり、彼らの影に隠れる選手も十分に代表で通用します。
スーパースターと言われる選手との差はまったくないと彼らを評したいです。明日の試合を通じて彼らにとっては「俺たちもいるぞ」というアピールの場なんです。早く彼らも新しいスーパースターになってくれれば一番うれしいけどね。

〔キリンビバレッジ2000 日本代表vs韓国代表 試合後トルシエ会見全文〕より
2000年という年は日本にとって重い年でした。今年はオリンピックもあり、アジアカップもありました。そして全体のレベルを再び持ち上げていく年でもありました。このようなシーズンの終わりにあたり、きちんとした尊厳を持って、そして誇りを持って年を終わることができることは大変うれしいです。
というわけで、2000年終了。
日本がアジアカップを制し、高速道路を走り出す一方、韓国に、ヒディンク降臨。