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『寄生獣』感想・追補2

随分と間が空いてしまったので、一応、前の分のリンク。
で、追補の2は、『寄生獣』って、もっとSFしているのかと思ったらどちらかといえばファンタジーだった、という点について少し突っ込んで考えてみようかと構想していたのですが、書き出したら意外と話が広がりませんでした(おぃ)
というわけで、考えた事を物凄く大雑把に。
“人間の姿をした何かが人間に混ざっている”というのは、SFの世界ではオーソドックスなテーマの一つであって、P・K・ディック(代表作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』など)のように、そのテーマ大好きな人も居るぐらいなのですが、『寄生獣』はそういう系譜というよりは、もっと土着的というか、実は“妖怪”の側に近いのかも、とか思う。
本論の時に『幽遊白書』が出てきたのは単なる思いつきだったのですが、そもそも寄生生物に関してそういう雰囲気を感じていたのかもしれない。
もう少し進めると、物語構造としての寄生生物のルーツは、日本の民俗学などにおける概念としての“鬼”なのではないかな、という気がする。
そういえば、一神教世界では、こういう概念というのはあるのだろうか、興味深い。
そうそう、広川市長の言い分は多分、“一神教的”なのである。
という辺りはすべからく、先に『屍鬼』を読んでいた影響、というのもあったかもしれないので、この辺りの後先は何とも言えませんが、次回、覚悟を決めて、『寄生獣』と『屍鬼』を、書きたいなぁと思う。