今月号の「SFマガジン」の表紙で、今年2月に、翻訳家の浅倉久志氏が亡くなられていた、という事を知りました。
合掌。
浅倉氏を何といえばいいのか、というと、恩人、という表現が一番しっくり来るでしょうか。
勿論、こちらの一方通行、片思いの恩人なのですが、この方が居なくても誰かが訳した作品はあるかもしれないけれど、この方なくしては翻訳されなかった作品、そしてほとんど紹介もされなかったかもしれない作家、というのは多数あると思います。
日本SFの勃興期は海外SFの翻訳と共にあり、まさしく、国内におけるSFの父の一人でありました。
安らかなご冥福を、お祈りいたします。