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CSと原辰徳

阪神を破ってCSファイナル進出! という事で、おそるおそる今季のナゴヤドームでの対中日の戦績を調べたら…………なんとびっくり2勝10敗、しかも最後に勝ったのは4月29日、ってそれは優勝できるわけがない、と目を逸らしていた事実に向き合って愕然としたのですが、その一方で、原の采配が面白くなって参りました。
〔巨人・原監督、中日戦に「希望しかない」/sanspo.com〕
〔巨人、CSファイナルSはスクランブル態勢/sanspo.com〕
この期に及んで、亀井を二番に持ってくるという、シーズンの延長のような試行錯誤打線に首をひねらせたかと思えば、先発クラスの大胆な継投、抑えに山口、内海を温存しての2戦目の朝井先発、そして継投継投大逆転、と、阪神を2連勝で粉砕。
元来、原は「チームスタイル」というものに非常にこだわりがあって、いついかなる時も「“いつも通りの戦い”で勝つ」事を、おそらくは理想としているのですが、今シーズンに関しては“いつも通り”で3位に終わったわけで、となれば、勝つために、“いつも通りの戦い”へのこだわりを捨て去るのも、また必定なのか。ようやく、CS開始前に、「暴れる」「暴れる」と言っていた理由がわかりました(笑)
ここに来て、一つ吹っ切れた原、というのを見られたのはファンとしてはなかなかに楽しい。
思えば、去年の日本シリーズは、一部の識者から「もっと“日本シリーズらしい戦い”をしてほしい」などという苦言もありましたが、巨人・日本ハムと、ともにシーズンの優勝チームという部分も含め、お互いの指揮官が“いつも通りの戦い”というものにこだわっていて、まるで申し合わせたかのような、がっぷり四つのゲームが続きました。
短期決戦四次元戦法フェチの方々の文句は文句として(趣味嗜好を否定する気はないし、それはそれでありというのもわかる。ただし、どちらが上下、という問題ではないと思う)、あれは両指揮官の哲学がぴったり重なり合ったという、希有な好シリーズだったと思うのですが、今季、その理想に達せられなかったチームとして、達せられなかったチームの戦いをここで原が行おうとしている、というのは、勝っても負けても、興味深い。
まあ原の指揮官としての欠点を一つあげるとすれば、そういったチームマネジメントの理想を常に追いかけていて、追いかけすぎるが故に歯車が狂った部分があるのが今シーズン、だとは思うのですが。
ロッテも逆王手した事ですし、シーズン最後に、中日の肝を冷やす、所ぐらいまでは期待したい。