はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

ジーザス meets ブレード 〜クロスする場所

(以下、『ジーザス』ファンからの視点です)
ジーザス〜砂塵航路〜』(+『闇のイージス』)&『死がふたりを分かつまで』クロスオーバー企画、『死がふた』の方は雑誌で時々チェックしているのですが、『砂塵航路』7巻の方も含めて、ここに来て遂に面白くなってきたかも、というか、お互いそれなりに長い連載作品が、コミックス3巻とか4巻分とかをかけて、作画担当の摺り合わせも出来てきた所でやっと世界観が馴染んできた、というか。
単純に、読みやすくなった。その上で、腰を据えた企画の真価が見えてきた。
……もっとも、根本の所で、原作者二人だけが楽しい企画、という点は変わらず。
ファン心理に対する配慮、というのは企画そのものの前提として欠けているとは思います。
その上で、ここまで来たからには「ついてきて良かった」と思いたい、というのもあるし、「面白さで黙らせてみろ」という思いもある。
今回提示された、クロスオーバーがクロスする場所、というのは、『ジーザス』サイドからしては、成る程やってくれた、という気はするので、両作のスタッフには、読者を唸らせる、更なる面白さの提供を期待したいものです。
ただやっぱり、楯先生は違うんですよ。
こう、楯先生は、違うんだよなぁ…………(なんだかこう、説明不能)。
まあこれは結局、作者の“格好いい”観の問題なので仕方ないし、その“格好いい”の違いは、クロスオーバーの肝でもあると思って楽しむべき所なのではありましょうが。