『傭兵の二千年史』と同じ筆者の、『戦うハプスブルク家』(菊池良生)を読書中。
三十年戦争の顛末についての本なのですが、スウェーデンのグスタフ・アドルフ王が介入してきた頃のエピソードで、
神聖ローマ帝国にもあったのか、謎掛け。
一方、グスタフ・アドルフは快進撃を続け、オーデル川まで迫ってきた。しかし皇帝を始めとするウィーン政府は高を括っていた。
(中略)
こんなわけで、ウィーンの皇帝政府の面々は
「スウェーデン王とかけて雪だるまと解く。その心は、南にくれば、融けてなくなる」
と謎掛け問答をするほどに余裕綽々であった。
似たようなニュアンスのものを、日本語の形式に合わせて訳したのかもしれませんが、ちょっと面白かった。