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牝馬にダートに海外に、マイルにゃ色々あるけれど

〔カプチーノ、史上初3歳とのダブル制覇狙う…5日・安田記念/スポーツ報知〕


Vなら、史上初の「3歳&古馬マイルG1」双方制覇だ。
というのは意外だなーと思ったのですが、そもそも“NHKマイルC優勝”という前提になるので、前提条件に該当する馬が少ないのか……って、このデータ、桜花賞は含んでいるのかしら。と気になったので、ちょっと頑張って調べてみました(以下、調べ洩れ・間違いがある可能性もあります)。桜花賞勝ち馬から調べているとキリがないので、安田記念マイルCSを勝った牝馬を探してみました。その桜花賞の結果。
1984年のグレード制移行後、安田記念を勝っている牝馬は3頭。
ウォッカ:2着/ノースフライト:出走せず/ダイイチルビー:抽選落ち
マイルCSを勝った牝馬は4頭。
ブルーメンブラット:出走せず/ノースフライト:同上/シンコウラブリイ外国産馬でクラシック出走権なし/タカラスチール:15着
とここまで調べた所で、「ヴィクトリアマイルがあるじゃないか」と思いついたわけですが、2週間前に勝ったの3冠牝馬ですよ。……という事でこのデータは、“牝馬限定線を除く”という事で、振り出しに戻る、でいいのかなー(笑) 一応、桜花賞勝ち馬の古馬混合マイルG1勝ちはありませんでしたが。
まあ、ひねくれて調べてみたけど、3歳マイルG1=NHKマイルC、という感覚で書かれているのかとは思いますが。
ちなみにヴィクトリアマイルは6回の施行中、アパパネブエナビスタダンスインザムード、と3頭が桜花賞勝ち馬。まあ、そういう所を狙っているレースですので、至極当然ではありますが。
ラインクラフトが順調に行っていたら、桜花−安田か、桜花−マイルのどちらかはあったかもと思うと、かえすがえすも残念。
あと、クロフネ(NHKマイルC勝ち馬)ってフェブラリーS(一応マイルだ!)勝ってなかったっけ、てこれもひねくれて調べてみたのですが、この馬は古馬になる前にジャパンカップダート勝って、その後引退していたのか。だいぶもう、記憶がぼやけているな……(^^;
で、そんなこんなの間にTwitter挟んでいたら、id:toronei(@toronei)さんより「アグネスデジタルが3歳と6歳で芝マイルG1勝ってる」という事で、トンデモ名馬のマイルG1勝ちの履歴がこちら。

あと、1999年当時、残念ながらG2でしたが、全日本3歳優駿(現2歳)も勝ってるのだよなぁ、この馬。
この馬は何がおかしいって、「ダート路線に活路を求めた」とかではなくて、マイル戦に限ってさえ、芝→ダート→ダート→芝、で勝っているという事で、この間に秋天勝ったり海外行ったり、まさに、2000年代を代表する、悪魔的名馬。
ときどき割と真剣に、2000年代の名馬で最も後世に語り継ぐべきはアグネスデジタルではなかろうか、とか考えます。
……まあ、イレギュラーはイレギュラーであって、歴史は王道によって紡がれる、というのもまた世の真ではありますが。
でまあ記事の結論はきっと、「NHKマイルC勝ち馬ってなかなかマイル路線では大成しないのでもっと頑張れ」という事で。
そういう意味では、距離を絞っている上で相当な強さを見せているグランプリボスの今後は楽しみな所であります。