NHK教育でやっている、海外の科学ドキュメンタリーの紹介番組。
昨日は、NASA全面協力とおぼしき、「人類は火星に行けるのか!?」。
この手のは広報を兼ねているので、最新の研究成果や、現役宇宙飛行士のコメントなどが色々と出てきて面白かったです。
現行の宇宙服は、1式8億円。
現在、もっと動きやすい、新しいタイプの宇宙服を開発中。
表面に特殊な紐を張り巡らせる事で圧力を生み、宇宙服の気圧を保つ(これが何より重要なのだそう)、その名も、バイオスーツ。
また、バシミールと呼ばれる、プラズマエンジンも開発中。
電波でアルゴンガスを温める事でプラズマを発生させ、現行の原子力によるロケットなどより、遙かに強力な推力を得る事が出来、計算では火星まで5ヶ月半で往復できるとの事。
当面最大の課題は、プラズマの放出するエネルギーに耐えうる、容れ物の開発。
超電磁コーティングを検討中とか、SFというより、特撮の世界。
面白かったです。
で、この後、『大科学実験』に繋がるのが、また良い。
よく考えるとそんなに面白くもない実験を、大がかりに、しかし淡々とやる事で、妙なおかしみが出ているのが面白い番組。
例えば昨日の場合は、“ボールを真上に投げると手元に戻ってくる”というのを、静止→台車で移動→電車の中→走行中の車の上、と徐々に状況を大がかりにして行う、というもの。
一種わびさびの世界というか、大人の『ピタゴラスイッチ』とでもいうか。
実験をする人々が、サングラスに、均一化した服装というのもまた、シュールなユーモアを醸し出しており、イメージとしては、パントマイム劇、みたいなものを思わせます。
今、個人的には、一番熱い番組。