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『ジーザス 砂塵航路』(作:七月鏡一/画:藤原芳秀)9巻、感想

今回、表紙が実にいい。

JESUS 砂塵航路 9 (9) (ビッグコミックス)

JESUS 砂塵航路 9 (9) (ビッグコミックス)

でまあ、“そういう売り方をする”と明言しているわけだから、読者がそれに対応しろ、と言われればそれまでですが、『死がふたりを分かつまで』をつまんでないと、さっぱりわかりにくいチェチェン編をして、
作者サイドはこういう仕掛けを大いに楽しんでいる。
とか力一杯言われると、やっぱり、何だかなぁ、という気がしてなりません。
要するにもう、『ジーザス』&『闇のイージス』好きなら、『死がふた』も買え、みたいな構成に完全になっているわけで、そういうものだと割り切るしかないのでしょうが。
商売としてはどうこう言う立場ではないし、作者サイドはお楽しみのようですが、両作品の読者が幸せなのか、というのは、繰り返し書いてますが、どうしても疑問。特に今回みたいに、凄くわかりにくく書かれると不満は募ります。仕掛け云々とかではなく、単純に、話がわからない。アメコミには造詣がないので、模範としたアメコミのクロスオーバー作品がどんな感じかは知りませんが、こういう“行間は『死がふた』をお読み下さい”というのが、いわゆるクロスオーバーなのか?(まあ、一口にクロスオーバーといっても、それは色々とやり口があるでしょうが)
互いを補完しあうのではなく、互いを読んでなくても問題なく面白い、でも読めばより面白い、というのが本来ならエンターテイメントして目指すべき姿勢ではないのか?
現状では、お互いで説明が無い部分が多すぎます。
誤解されないように一応書いておきますが、『死がふたりを分かつまで』を貶める意図は全くありません。あのマンガはあのマンガなりに面白いと思うし、故にこそ、あちらの初期からの読者が幸福であるのか、という点についても疑問がある。
さて本編では、遂に、ブレード(過去)本格登場。
思った以上のトンデモさんになりました。
そしてチェチェンに“サムライ”が大流行。ジーザスはともかく、敵メンバーから助けた子供にまで、サムライと呼ばれる土方護。
それから例の「俺の銃弾が通じなかった4人」は、やはりブレードであった事が判明。
楯雁人、土方護、台場巽、劉伊健
の4人の模様です。
……あれ?
法間は?
法間亮介は?
大好きなんだけどなぁ、法間。
野坂亜紀には特に思い入れが無いので、面白くなればいいなぁぐらい。それにしても、ジーザスは、30過ぎてモテキ突入。これが噂のモテキですよジーザス(畜生)!
エレメンツネットワークに頼んで、小百合先生の代わりに天誅を……