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『宇宙刑事ギャバン』感想8

第15話「幻?影? 魔空都市」
傑作回
今回は、獣星帝国の建国記念日スペシャというわけで、マクーさんが超気合い入った攻撃で、ギャバンを苦しめます。
高熱で倒れた少女を道で助けた烈は、少女を家に送り届け、医者を呼んでこようと病院に向かうが、いきなり看護士達に取り押さえられ、診察台にくくりつけられる。何がなんだか視聴者もよくわからない内に、動きを封じられた烈に迫る、天井からのプレス台。間一髪、押し潰される寸前に脱出した烈だったが、それは激しい戦いの始まりだった――。
今回は、全編が擬似的な魔空空間という設定らしく、烈がジャンプする度に、激しく場面転換します。もう、ジャンプするな烈、という感じですが、一条寺烈、宇宙刑事として大袈裟に跳ばずにはいられない男。
病院からの脱出シーンにおける、
大ジャンプ→途中で送電線に掴まってロープアクション→屋根を2段転がって着地→「あー、びっくりしたぁ」で済ます
に始まって、全編アクション大盤振る舞い。大葉健二の生身アクション8割増し、ベテラン・小林義明の気合いの入った演出で、ひたすら、アクション・アクション・アクション! 刀持っての立ち回りもあり。
空間転移に悩まされながら、ひたすら烈がマクーの襲撃を切り抜ける、という内容で、ストーリーは全く無いのですが、基本、大葉健二のアクション見るのが楽しい今作なので、特に問題はありません(笑) むしろ下手にあるよりげふんげふん。まあ、毎回こういうわけにはいかないでしょうが、思い切った脚本と演出で、非常に面白かったです。
日傘を差した和装のミミーさんが出てきて、「このくそ暑いのに、なんて格好してんだよ」と呼びかけた烈に、キレて銃撃するシーンは最高。勿論、マクーの変装というか幻像なのですけど、折角おめかしして出てきたのに、いつも茶色の皮ジャン着ている男に「このくそ暑いのに、なんて格好してんだよ」とか言われたら、それはミミーさんもキレるさ!
最終的には、ダブルモンスターを倒した後、少女と和気藹々して終わるのですが、でも医者呼ぶのに失敗したよね……とか結局いつから魔空空間? とかツッコミ所が残ったので、倒し終わったら、そもそも少女と出会ってもいなかった、というか少女との遭遇自体がマクーの仕掛けであった、でも良かった気がするのですけど、そこだけちょっと残念。


第16話「初恋は宝石の輝き さようなら銀河特急」
アバロン乗馬クラブの子供である、わかばのクラスに転校してきた少年、雨宮三郎。彼の正体は、レイク星人の科学者Dr.バーンズの息子、ベンであった。母星をマクーに襲われた博士は、息子と共に地球に防衛していたのだ。博士の開発した放射能クリーン装置を狙うマクーの魔手から二人を守ろうとするギャバンであったが……。
三郎にほのかな恋心をいだくわかば、が物語の軸の筈なのですが、遭遇→苛められている所を助ける、以外の描写が全く無く、次に出てきたらいきなりデート、という超展開で全く意味不明。
しかも三郎側の視点が一切ないので、宇宙人の少年がぶらり立ち寄った地球で、地球人の少女の純情を弄んだとしか表現のしようがない。
一方なぜか、Dr.バーンズ宅に忍び込む烈。
そこでDr.バーンズが既に死亡し、息子のベンが研究を引き継いでいた事を知るのだが、帰ってきたベンに警戒されて、危うく爆死させられそうになる。
……それはまあ、帰宅したら知らない男が家の地下に居て、ニコニコしながら宇宙刑事ギャバンです」と近づいてきたら、正当防衛として許される範囲。
逃げ出したベンに迫るマクーのダブルモンスター。ここで、三郎少年の母親を偽装していた護衛アンドロイドが、40がらみの普通の主婦ルックなのにキレのあるアクションでマクー構成員を撃退して格好いい(何者?)。しかも目からビーム。とどめは、善戦するもダブルモンスターに投げ飛ばされて、大爆発。今回、最大の見せ場。
最後は駆けつけたギャバンがダブルモンスターを撃破し、ベンとしての正体に戻った三郎少年は、宇宙へと帰っていく。……特に別れの挨拶とかもないままに。いったいぜんたい、今回の話にわかばちゃんを絡めて、初恋がどうとかやる必要があったのかといえば全く無い上に、やるならちゃんとやってあげなさいと、非常に酷い話になりました。
ところで15話以降は何の説明もないまま敵はダブルモンスター、という事になっているようなのですが、アクション的には確かに、ギャバンが少し苦戦するようになった。