凄い。
何が凄いって、収録6話全て、カラーページあり。
ページ数から見るに、多分そのうち半分ぐらい、巻頭カラー。
で、雑誌の表紙も描いている筈。
ガンガン編集部が、鬼すぎる。
率直なところ、カラー絵は巧くなかった荒川弘ですが(初期のコミックス表紙とか相当まずい)、このペースで仕事で描いていたら、それは上達するわけだ。
あとランファン出てきた辺りから、作者が女の子を描くのをちょっと面白くなってきた感があるのですけど、この辺り、30話過ぎたぐらいの所が、外部の要因も噛み合って、ちょうど漫画家としての成長期というか転換期となったっぽい。
今巻の書き下ろし表紙は、(表)ラスト−(裏)グリード・スロウス。
グラトニーをラストとセットにしてしまうかと思いましたが、まさかのグリードさん。わざわざスロウスまで描いたのは、ここで描いておかないと、ホムンクルスでスロウスだけ描く場所なし、になりそうだったからか。グラトニーとエンヴィーはなんとなく同じぐらいの作品内ウェイトのイメージがあるのですが、両方とも表紙になるのか、片方、裏行きになるのか。
しかし5巻から月1冊発売になってしまったので、完結まであと1年かかるのはもどかしい。