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『宇宙刑事ギャバン』感想9

第17話「走る時限爆弾!白バイに乗った暗殺者」
街で知り合った白バイ警官(二枚目)にちょっぴりときめいて、手を繋いでデートしたり、イチャイチャするミミーさん。
その警官(ダイジョウジ・ゴウ)に兄として紹介された烈は、状況がいまいち飲み込めず、コム長官に相談する。
……いやお父さん、遠い地球で知らない男と娘がイチャイチャしている話なんて聞きたくないから!


コム「ギャバン、ミミーは、大人になったんだよ」
ギャバン「何を言ってるんですか、コム長官。ミミーはとっくに大人ですよ」
コム「いや私がいいたいのは……そういう、意味では、ないんだよ」
ギャバン「じゃあ、どういう意味だっていうんですか?」
マリーン「ギャバンね、ミミーは恋をしたのよ」
ギャバン「ええ?! 恋!」
マリーン「春の目覚め」
ギャバン「なぁんだ、そういうわけだったのかぁ……(ぽむ!)……長官、ひとおもいに結婚させちゃいますか!」
コム「おいおいギャバン、いくらなんでもそいつは乱暴すぎるよ」
ギャバン「じゃあ、別れさせるんですね」
コム「待て待て。それじゃミミーが可哀想じゃないか」
ギャバン「じゃあ、どうするんですか?!」
マリーン「ギャバンったら、男と女の心理がからっきしわからないのね」
ギャバン「わかってりゃこんなこと相談しやしないよ!」
マリーン「ギャバン、ミミーが本当に好きなのはあなたなのよ」
ギャバン「俺かぁ…………え?!
マリーン「つまりミミーはね、彼を好きになったふりをして、あなたの気を引いてるのよ」
ギャバン「はは…………難しいんだなぁ、女心って」
お父さん、色々な意味で涙目
ギャバン、本当に最悪(笑)
ところでこのシーン、あくまで仕事ではなくプライベートな語らい、という事を演出したかったのか、スクリーンの向こうでコム長官とマリーンが何か食べながら話すのが、とても気になる。執務室でなに食べてるんだあれ……。
そんなある日の事、ダイジョウジ・ゴウがミミーの前でマクーにさらわれる。指定の場所に駆けつけた烈は、ハンターキラーの声で、「ダイジョウジ・ゴウを助けたければ車に乗れ」と、用意された自動車に乗ることを要求される。エンジンを掛け、走り出した烈。ところが、その車はブレーキが利かず、更に、30分後に爆発するという! 制御不能の車に乗ったまま、ダイジョウジ・ゴウが囚われているというサファリパークに30分以内に辿り着かなければならなくなった烈は、ひたすら街を暴走。
車はクラッシュするわ、明らかに怪我人が出ているわ、なかなかきわどいです、ここ。
で、前々回のアクション回に対応する形でカーアクション回をやりたかったのか、ひたすら暴走。最終的には、崖から落ちて爆発するのですが、カーアクションありき、といった脚本で、結局、マクーが何をしたかったのかは、よくわからず。次回予告では「車を止めたらミミーが死ぬ!」みたいな煽りをナレーションしていたのですが、そんな設定は全くなく、単純にブレーキが利かないだけなので、烈はもうちょっと何とか出来た気がするだけに、ネタのコンセプトを生かし切れなかった印象。
そんなこんなで、ぼろぼろになった烈はサファリパークに駆けつけるが、マクーの人質だと思われたダイジョウジ・ゴウの正体は、ダブルモンスターだった! 烈を罠に仕掛ける為にミミーに近づいたダブルモンスターに、ギャバン、怒りのレーザーブレードが唸る!
最後は、元の鞘に戻ってめでたしめでたし、でエンド。まあ、元鞘もなにも、ミミーさんからの一方的な鞘当てだったわけですが、むしろ、ギャバン最悪、本当に最悪、というのが浮き彫りになった回でありました(笑) ナチュラルなモテはこれだから困る。


第18話「乙姫様コンテスト ハチャメチャ竜宮城」
浜名湖畔で、水着写真を撮影しまくる小次郎さん、普通に変態。
そんな小次郎は、一緒に遊びに来ていた当山と共に水難事件に遭遇する。その頃浜名湖畔では、若い娘が水中に引き吊り込まれて行方不明になる、という事件が続発していた。これはマクーのオオガメダブラーが、乙姫様を捜している為だった。
さらってきた水着の娘に催眠術をかけ、「乙姫様ならこの靴がぴったりな筈……」と、用意した靴を履かせようとするオオガメダブラー。
…………なんだ今回は、ギャグ回とか水着回とか通り越して、変態回なのか。
「こんな道楽をやっている場合ではないだろう!」とさすがにキレるハンターキラーさんに、
「私の生き甲斐」と返す、オオガメダブラー。
早く何とかして、ギャバン
そんなマクーの真の目的は、タイムマシンで竜宮城に行く事であった
……ホントなのよ、今回ホントにそういう話なのよっ?!
竜宮城の財宝を奪う事を目的とするマクーであったが、未完成のタイムマシンで辿り着く事が出来ず、引き続き、開発を急がせることになる……が、それよりも乙姫様探しに熱心な、オオガメダブラー
あれか、もしかして、生体合体装置の副作用……?
一方その頃、小次郎の連絡を受けた烈は、なぜか月子とともに浜名湖へと向かっていた。途中でミミーが現れるが、「マクーの罠があるかもしれない……」と言うと、「怖いの嫌!」と鳥になって飛び去ってしまう。
うんーミミーさんはミミーさんで、本当にダメだ
小次郎の撮った写真でマクーのモンスターの存在を確認した烈が、月子とともにボートを走らせていると、オオガメダブラーに襲われる。その襲撃は撃退するが、月子を「乙姫様だ!」と見定めたオオガメダブラーは、催眠術で彼女をさらっていく。
オオガメダブラーの、「乙姫様」とか、「竜宮城」とか、の言葉を手がかりに……調査を進める烈。
なんか、ナレーションもなげやり。
湖畔にあった祠を調べると、浦島太郎の物語の書かれた絵巻物が!
よその星の信仰など知った事ではない、という勢いで、巻物を持って帰る烈。マクーの基地を探るべく、オオガメダブラーをおびき寄せようと、浦島太郎に扮装する
……ホントなのよ、今回ホントにそういう話なのよっ?!
オオガメダブラーを騙し、マクーの基地の潜入に成功した烈。さらわれた女性達を助け、タイムマシンを破壊すると、マクーの陰謀を阻止するのであった。
今回は完全に作っている方もふざけているので、ちょっと酷い回でした。……なんだろう、どういう夏休みスペシャルだったのか(^^;
それにしても、本編通してのミミーさんの頓珍漢ぶりは、「ギャバンが好きだから」で許されないレベル。そんな娘にだだ甘のコム長官は、そのうち不正経理内部告発とかされて、宇宙警察が内部崩壊しそうで心配です。……しかしこの後、3部作という事を考えると、コム長官はそうとう巧く隠蔽しているのだろうなぁ。