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『宇宙刑事ギャバン』感想10

そういえば、宇宙刑事シリーズは来年で生誕30周年(『ギャバン』が1982年スタート)ですが、東映は何か仕掛けるのかなぁ。今の勢いなら、何か出来そうですが。
第19話「午前6時蒸着!Zビームチャージ完了」
恐竜ダブラーとの一騎打ちで、コンバットスーツのエネルギー装置を破壊されたギャバン。レーザーZビームとレーザーブレードの二大必殺技が使用不能に陥り、大苦戦を強いられて負傷する。
冒頭の、ギャバンジープvs恐竜人間態バイク、のカースタントが格好いい。
……だけに、変身した恐竜ダブラーの格好悪さが非常に勿体ない(笑)
ミミーからの報告を受け、コンバットスーツ修理の為にわざわざやってくるコム長官&マリーン。
無事に修理が完了し、しばらく、動作テストにかこつけて、ギャバンだいずかん状態。
完全復活したギャバンは、負傷して逃亡中の自分を助けてくれた家族が、マクーの配下にさらわれた事を知る……というかカメラ位置的には、明らかに烈が、負傷の手当を受けて立ち去る前に、監視カメラを仕掛けている
猪苗代湖などでのボートアクションもあり、最後は見事、ギャバンダイナミックで完全勝利。
エネルギー回路の破壊に関して、「ダブラーのパワー、恐るべし」という指摘が作中にあったり、怪人がダブラー化してパワーアップしてからは、ギャバン(烈)の苦戦描写が増え、結果的に戦闘がより面白くなったのは非常に成功している。
ところで今回も挿入歌祭。
中でもドルギランの歌が、けっこう耳について困る。
倒せダブルメェ〜〜〜ン♪ 砕けモンスター♪


第20話「なぞ?の救急病院!人類の大滅亡が迫る」
少年が拾った美しい石は、摂氏60度に達すると周囲の酸素を吸収してしまうという、恐ろしい隕石・鬼火隕石の欠片であった。隕石の本体を求めるマクーは、酸素欠乏で重体となり病院に運ばれた少年をさらい、脳の記憶から隕石の場所を探り出そうと画策する。
少年の身の安全を守ろうと、月子さん、ナースコスプレ。
しかし、全然ときめけない
せめて、ミミーさん……。
結局少年は手術室からさらわれてしまうのですが、手術室に裏口があって、そこから通路で繋がった病院の隣のビルの地下に秘密基地が建設されている辺り、マクー、相変わらず、恐るべし。
少年の記憶を読みとり、隕石本体があるとおぼしき場所へ向かうマクー。しかし何故、ケラダブラー。いわゆるオケラも、今よりずと、ポピュラーだったのですかねぇ……。確か『仮面ライダーBLACK』にも、オケラ怪人が居たような気が。
最後はダブラーの爆発に反応し、彼等が探っていた岩山そのものが鬼火隕石であった事が判明。危険な隕石はドルによって宇宙空間で破壊され、少年も無事に回復、マクーの陰謀は阻止されたのであった!
最後に、病室の少年達を見舞うシーンでミミーが意味もなく和装なのですが、これは演ずる叶和貴子さんが「和服美人」として売っていたそうなので、特に何の意味もなく、そういうサービスなのだろうなぁ。確かに、叶和貴子さんの着物姿は綺麗。
今週は大先生がお休みで、脚本が松下幹夫。初めて聞いた名前。この時代の特撮見ていて、全く覚えのない名前が出てくる、というのも珍しいというか、そういう場合は大概、スタッフの変名だったりするのですが、調べてみたものの、ほとんど情報なし。『新・実録おんな鑑別所 恋獄』という作品に脚本としてクレジットされていたぐらい(同一人物かどうかは不明)。あと『太陽戦隊サンバルカン』22話にも名前があったので、監督の誰かか、東映関係者かなぁ……。内容は特色もなく、なんというか、いつも通りでしたし。