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『電磁戦隊メガレンジャー』感想10

ゴーカイジャー』にメガレン回があったら出演最右翼は松風雅也(声優として活躍中)だと思うのだけど、ここは敢えて、久保田博士が見たくて仕方がない。
第19話「打ちこめ!不屈の必殺パンチ」
東京上空に巨大UFO襲来、ビル群を破壊光線で薙ぎ払うと共に、クネクネの降下部隊が街を襲撃。人々を殺戮し、子供を攫っていく……
という、
チャンネル間違えた?

ネジレジアの妄想?
というオープニングでしたが、どうやら夢でも電波でもぼくのかんがえたさいきょうのさくせん、でも無かった様子。
クネクネに蹴り飛ばされた一般人が鼻から血噴いて倒れていたり、なかなか大胆な演出。
混戦の中、メガレッドは、知り合いの少年・タケシをクネクネと取り違えて殴り、重傷を負わせてしまう。
全ては、ネジレジア本国から皇帝ジャビウスにより派遣された幹部・ギレールの手筈であった。
出張先でのんびり侵略ライフに勤しんでいた、ヒネラー一味に、衝撃走る……!
新キャラ・ギレールは、アグレッシブなデザインの割には策士声(CV:仁内建之)で、頭脳派。早速、さらってきた子供を利用する作戦を立案。更にその衝撃的な初動作戦はアイネットに、これまでに較べると頭脳的な上に卑劣と評される。
タケシに重傷を負わせて落ち込む健太は「メガレンジャーを辞める!」とまで言うが、耕一郎の説得を受ける。
いきなり、パンチの練習をし始め、もっと動体視力が優れていれば拳を止められた筈だ! とプロボクサー並の動体視力を要求する耕一郎。やっぱりちょっとキ○ガイ。
少しやる気を取り戻したかに見えた健太だったが、やはり心の傷は深く、途中で駆け去ってしまう。そんな健太の元を訪れる久保田博士。かつてボクシングをやっていたという久保田博士は、健太をあるボクシングジムに連れていき、一人のボクサーを紹介する。リング上で対戦相手を再起不能にしてしまい一時はボクシングを辞めていたものの、対戦相手の「俺の分まで……」という言葉を受け、復帰を決意したというボクサー。「第二、第三のタケシくんを出さない為には、お前が立ち上がらなければならないんだ!」という説得を受け、再びメガレンジャーとして戦う事を決意する健太。
立ち直るのが少々早すぎるきらいはありますが、この、おっさんと健太のやりとりは、メガレンのキモ的な部分であり、博士が無駄に熱い、いいシーン。久保田のおっさんは、メガレンの影の主役。
再び立ち上がった健太を加えたメガレンジャーは、ネジレジアに襲撃された通信ケーブル施設の救援に向かうが、洗脳された子供達に行く手を阻まれる。前面に子供を立たされ、派手な攻撃を封じられたメガレンジャーは苦境に陥るが、なんとか包囲を抜けたメガレッドがサソリネジレを追う。しかしその前に、子供づれで立ちふさがるギレール。しゃがみこんで少年の体の影に完全に隠れた状態で登場し、そこから顔を出すギレールが非常にいやらしくていい感じ。トラウマが甦り、戦う意欲を失いかけるメガレッド……だがその時、アイネット経由で、意識を取り戻したタケシ少年からのメッセージが届く!
今朝までICUで意識不明だった筈なのに、やたら元気なメッセージが届く!
大丈夫かアイネット
CG合成とかしてないか
勇気を取り戻したメガレッドは、久保田に託された新兵器を用い、見事にギレールを撃退。更にサソリネジレ(デザインも声も格好いいのに、やった事は子供の洗脳だけ、見せ場もゼロ)も撃破。タケシ少年も無事に退院し、メガレンジャーはまた一つ、激しい戦いを乗り越えるのであった。
新幹部登場編という事で、オープニングから気合いの入った展開、演出も冴え、なかなか見所のあった回。


第20話「たのむぜ! 新ロボ デルタメガ」
久保田博士にメガシップに呼び出されたメガレンジャー達は、そこで新メカと、ギャラクシーメガのチーフエンジニア・省吾と出会う。ロボット工学の権威・川崎博士の息子である省吾は、博士が新メカ・デルタメガの制御プログラムをアイネットに提供する条件として、メガシップから降りて地球へ戻る事になっていた。
研究者として自分の跡を継ぐ事を強制しようとする分からず屋の父親(と思っている)に反発する省吾であったが、まあ、職場が、宇宙そして巨大ロボットの胴体だったらそれは、お父さん、心配すると思います。
この親子のドラマは、男親子の反発と心配を陳腐かつ月並みに描いており、ベタもベタなネタなのだから、脚本家(武上純希)、もう少し頑張れよ、と。しかし省吾は、父の台詞で「普通の高校に入り直して」とか、健太がタメ口(これはキャラもある)だったり、耕一郎が「省吾くん」と読んだりしているのですが、何歳という設定なのか。作中の描写を全て素直に受け止めると、高校中退してアイネット就職して、若干17か18にして地球を守る最前線でチーフエンジニアとかいう、結構スーパーなキャラなんですが。……まあ、アイネット自体は、非常事態に対応している事もあり、けっこう実力主義というか、緩い部分はありそうですけど。
一方、ネジレジアでは、ギレールがシボレナをナンパしつつ、ワニネジレを魔改造。地球に現れたワニネジレは凄まじいパワーでメガレンジャーを苦しめ巨大化すると、メガサーベルの一撃で爆発したかと思いきや、2体に分裂。省吾と共に川崎博士の説得に向かったメガレッド(メインパイロット)を欠き、2体の同時攻撃を受け、ピンチに陥るギャラクシーメガ
川崎博士から制御プログラムを受け取ったメガレッドは、宇宙空間のデルタメガの元へと向かう。デルタメガの中は、通信で地球の省吾から案内を受けるのですが、あれ、基地に職員居ないの? と思ったら……そうだ、職員は今みんな、地球のロボットの中で大変な目にあっている最中でした。ここで制御プログラムを入れるスロットが二つあり、一つはダミー、違った方に入れると自爆システムが作動するという、設定的にもストーリー的にも極めて無駄なアトラクションがありつつ(しかも、ノーヒントで勢いで入れた方が正解という、山も谷もへったくれもない展開。もっとちゃんと脚本を書け)、無事にデルタメガは起動。
両腕がガトリング砲という、ネジレジアの殲滅のみを目的にしたとおぼしき破壊力で、ギャラクシーメガと共にワニネジレを撃破するのでありました。
あからさまに新ロボ登場の消化回、といった感じで、凝った所がまるでなく非常に残念な出来。
あまりに残念だと思ったのか、オチで久保田博士(斎藤暁)が、趣味のトランペットを披露。おっさんがまた一つ、いい味を出すのでありました。
当時も、何故いきなりトランペット? と思ったし、脚本的なフリも全く無いのですが、改めて見ると、あまりに脚本が残念なので、急遽ひとネタ仕込んでもらったように、見えなくもない(笑)