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『超新星フラッシュマン』感想13

第21話「悲しみのサラ」
トロール中に強力な超音波ビームを操る獣戦士ザ・ゾバルダに攻撃を受け、重傷を負ったサラ。絶体絶命と思われたが、気が付くと、ミランと名乗る青年に助けられ、傷の手当てを受けていた。「20年前に地球からさらわれた……」というサラの事情を知るミランは、サラの兄を名乗るが、突如苦しみだし、姿を消してしまう。
……あー、これが有名な、「鎮まれ、俺の右手……!」か。
違う気もしますが、そんな感じ(笑)
ミランを探すサラの前に現れるネフェルさんが、木の枝に横座りで、なんか可愛い。
裏切り者のミランを処刑する、と告げるネフェル。ミランは20年前、エイリアンハンターによってさらわれた子供の一人であり、一緒に連れ去られて既に死亡した妹の面影をサラの姿に見ていたのだった。そしてあろう事か、彼はメスによって改造手術を受けており、1日に1時間しか、人としての姿と心を保てない。そう、獣戦士ザ・ゾバルダの正体こそ、ミランだったのだ……!
動きを封じたミランさんを嬲って楽しんでいる、カウラー部長&係長ズ。
何だかやたらに楽しそう、というかこれ、出向先から帰ってきた部長の親睦会の香り。
そんな幹部達に向けて、「地獄の底まで呪ってやるぞ!」と叫ぶミラン
しかし残念ながら、そのメンバーは、呪われても気にしなさそうだ!
ミラン役の熱演もあり、醜い獣戦士に改造されてしまった人間の哀しみ、という辺りはけっこう表現されているのですが、相変わらずフィーリングで家族ネタに走るフラッシュマン達、勢いだけで行動するサラ、突然のテレパシー、など、展開がいい加減すぎて、前回に続けての電波シナリオなのが残念。
もう少しちゃんと構成すれば、面白い話になった気がします。
最終的に、合成されたモンスター部分の切り離しに成功。治療をフラッシュ星の発達した医学に託し、ミランは冷凍睡眠カプセルに入れられ、フラッシュ星へと送られるのでありました。
殺してしまうとあまりに重いと思ったのかもしれませんが、助かり方もいい加減で、かえって作中で描かれていたミランの哀しみが最後に薄まってしまい、ちょっとちぐはぐ。色々、勿体ない回でした。
後とにかく、ジンの私服の変更を要求する!