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『超新星フラッシュマン』感想20

第33話「パパは負けない!」
地域の柔道大会に参加したジンは、決勝で大滝という子連れの男(やもめの雰囲気)に敗れる。
トーナメント表に、一人だけ「ジン」と書かれているのが、ちょっとシュール。
会場を出たフラッシュマン達の元に、火力発電所が獣戦士の襲撃を受けたという報告が入る。急いで駆けつけるが、サー・カウラーに邪魔をされ、獣戦士ザ・ウルキルを取り逃してしまう。
一方、職場である火力発電所に駆けつけた大滝は、逃走中のウルク・キルトと接触
容赦なく投げる大滝
容赦なく投げられる大滝
スカイラブ巴投げみたいな投げ技を喰らい、コンクリートの壁に、額からドン
…………死なないか?
タイミングよくその場に駆けつけたフラッシュマン達であったが、ウルク・キルトは既に逃走。大滝が血を流して倒れるばかりであったが、大滝の息子は何も語らない。
獣戦士ザ・ウルキルは、ウルク・キルトの遺伝子から誕生しており、ウルク・キルトの体内に隠れる事が出来る。この特性を利用し、人間に扮したウルク・キルト(OLコスプレ)が、疑われる事なく会社などに潜入し、その内部でウルキルを出現させる事により、目標を効率よく破壊。火力発電所を手始めに、電力会社やガス会社など、首都圏の重要なインフラ設備が次々と破壊されていく。
事件の手がかりを追うフラッシュマン達、ジンは大滝の息子が何かを見ていたのではと、入院中の大滝の元を訪れるが、肝心の大滝は頭を強く打ったショックで何が起きたのかをすっかり忘れていた。一方、大滝の息子は相変わらず何も語らない。そこへ、ウルキルとウルク・キルトの関係を知られたくないカウラーが、目撃者の口封じの為に襲撃をしてくる。
毎度毎度の事ですが、変身ブレスレットによる
「フラッシュ!」
は目を眩ませるわ、たまに何故かダメージも与えるわで、便利すぎ。
その場を切り抜け、ジンの説得に応え、重い口を開く少年。
彼は、父親が女二人に負けたショックで、その事を秘密にしようとしていたのであった。
逆転裁判』初代の第3話のトノサマン回にそんな感じのネタがありました。
「あれは女に見えるけど、改造生命体だから大丈夫!」
と少年を励ますジン。
子供が納得するかはわからないけど、フラッシュマンの気持ちいい割り切りぶりは伝わる(笑)
後はウルク・キルトvsジンの生身アクションがありつつ、ザ・ウルキル倒して終わり。生身戦闘賑やかし要員のウルク・キルトですが、クローズアップするなら、もう少し早めにやっておいても良かったような(^^; この辺り、幹部周りの使い方はどうもちぐはぐというか、場当たり的。……まあ、TV特撮は元来そういう傾向は強いわけで、うまく回ると良い作品、という評価軸にはなるわけですが。カウラー部長も最近すっかり、物陰から鞭振るって「ふふふふふふ……っ」とかいうだけの人になっているし(笑)


第34話「激流に消えたブン」
毒ガスをばらまく獣戦士ザ・マザラスの攻撃を受け渓流に落下したブンは、山小屋の女主人・加代子に助けられる。加代子が煎じた野草の効果で、毒から回復していくブン。ブンは加代子にまだ見ぬ母親を見、加代子はブンに2年前に山で失った息子の面影を見る……。
譫言で、「地球は、地球は必ず守る」
とか言われると、心配というより、怖いですが。
行方不明になっていたブンから、無事だという連絡を受けて喜ぶフラッシュマン
一方メスでは、リー・ケフレンが、
「なぜだ、なぜマザラスの毒から助かったのだ!」
「ブンを捕まえろ!」
……どうして、メスの方にも情報が入っているのだろう(笑)
やっぱり、ルー(ピンクフラッシュ)は名前的に、正体はメスの幹部だとしか思えない。
ブンの療養している山小屋を襲撃する、ウルク・キルト&ネフェルさん。
ネフェルさんここで、畳の下から現れるという一芸を披露。
「死ねーーーっ」
…………ってあれ?
専務から、「捕まえろ」って指示を受けていませんでしたか。
そんな事だから、リストラされそうになるんですよ!!!
プリズムエネルギーの強化にともない、前回から、ローリングバルカンの演出がバージョンアップ。背後にフラッシュ星が瞬くようになりました。『フラッシュマン』はしかし、そろそろ色々ときつくなってきたので、求む、急展開。作品通しての引きネタが特に無いのが厳しい。こんな事なら、前半から積極的に“家族探し”していた方が良かったような気もしてきました。“忘れた頃の家族ネタ”をしておけば、なんとなく大丈夫だろう、みたいな使い方になっているのが構成としてはかえって良くない。メンバー間の関係性も最初からある程度完成してしまっているので、劇中で変化が無いしなぁ(^^;