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『電磁戦隊メガレンジャー』感想27

第48話「つぶすぜ! ヒネラーの黒い野望」
ヒネラーシティにさらわれたままの生徒が、出席簿に「休」マークが並んでいるのを見て、へこんでいる大岩先生。職員室でそんな先生の様子を見て自分も落ち込んだみくがデジ研に戻ってきた所で、遂にヒネラーシティ発見の報が入る!
その場所は、相模湾海底300m。
ヒネラーシティは地下に隠れていたのだ!
デジタンクで突貫したメガレンジャーは手分けしてヒネラータワーを探索する。
どうして、
赤・桃 (アホの子コンビ)
黒・青・黄 (優等生トリオ)
に分かれるんだろう……?(笑)
タワーの一室に潜入したレッドとピンク、そこには、ヒネラーがさらってきた人間を次々とデータ化する、恐ろしいスキャニング光線が設置されていた。レッドをかばって光線を受けてしまったピンク。そしてそこに姿を現すDr.ヒネラー。
「(メガピンクは)肉体から解放されてデータカードに変えられている。そして、永遠に私に支配されるのだ」
遂に明かされるヒネラーの目的と野望!

「全人類はいずれ、データカードとなる。
 そのデータカードを思いのままにプログラムし直し、人間に戻すのだ。
 頭がいいとか美しいとか、区別して喜んでいるのは個人個人がバラバラのデータで出来ているからだ。
 私は全てのデータを均一に作り直してやる。
 そうすれば、私を頂点とする、私の望む世界を地上に作り上げる事ができる」

………………ダメな引きこもりみたいな事を言い出しました。
狂気の天才科学者というより、ちょっと間違えた方にズレた感(^^;
「思いのまま」と言った直後に「均一に」とか言ってしまうので、狂った感じが弱くなったのかと思われます。もっとこう、トンデモプログラムしたいとかいう方が面白かったような。
データに変換されながらも、「人間には個性があるからいいんだ」と反論するピンク。
……ああなるほど、確かにここでの反論は、レッドかピンクが言わないと、共感に欠けます(笑)
しかし遂にピンクはデータカードに変換されてしまい、更に飛び込んできた残り3人もまとめて、メガレンジャーは全て、データにされてしまう。
それを見ていた亡霊ネジレンジャー
「俺達のメガレンジャーを!」
「余計な真似を……これでは戦いようがないわ!」
ダメだ、本当にダメだ、こいつら……。
なんかもう、バグ通り越して、プログラムが暴走状態です。
遂にメガレンジャーを虜にしたヒネラー、大喜びで全国のTV放送をどアップで乗っ取り。

「ははははははははっ!
 全人類に告げる……我が名は、Dr.ヒネラー!
 おまえたち愚かな人間どもの支配者、Dr.ヒネラー!
 私の目的は、全人類をデータカードに変えて、管理する事だ」

得意の絶頂のヒネラーであったが、その時、スキャン装置に異変が。なんと亡霊ネジレンジャーが装置を操り、実体化に成功したのだ!
……まあ、ジャビウスハートの近くなので、亡霊ネジレンジャーの力も活性化……と一応、理屈をつけておきましょう。
ネジレッド曰く「データと物質を変換させるジャビウスハートのパワーで、魂が肉体になっただけの事だ」
死亡前に擦り込まれたヒネラーへの忠誠心は3歩歩いて忘れてしまったのか、復活したネジレンジャーはヒネラーを攻撃すると、メガレンジャーのデータカードを奪い取る。負傷したヒネラーをかばってシボレナは退却し、ネジレンジャーに好きにはさせないと、その前に立ちふさがるユガンテ。
ユガンテさん見せ場! ……なわけありませんでした(笑)
5人のネジレンジャーにあっという間に叩きのめされるユガンテ。
ネジレンジャーはデータカードからメガレンジャーを元の体に戻すが、その際に変身が一時解除されてしまい、学生の姿で現れるメガレンジャー。ネジレンジャーが襲いかかるが、背後から必死のユガンテが乱入。そのユガンテがたこ殴りにされている間に、部屋を逃げ出すメガレンジャー
ユガンテ、ネジレンジャーに踏まれる。
間合いを取り直して、広場で変身するメガレンジャーだったが、その光景を通りすがりのヒネラーに見られてしまう。
そうとはつゆ知らず、激突するメガレンジャーvs復活ネジレンジャー。エネルギー源であったジャビウスが消滅した為か、ネジレンジャーは弱体化している模様。1対1でも割と戦えてしまいます。メガレンジャーがネジレンジャーと戦っている間に、救援に駆けつけたメガシルバーが、人々を解放する為にヒネラータワーへ。
その前にユガンテが現れるが、「おまえにかまってる暇はないぜ」扱いで、さくっとやられる
もう、涙も涸れ果てました。
シルバーは、スキャニング装置を逆利用して、人々の再構成に成功。更にしぶといネジレンジャーをスキャニングルームにおびき寄せ、データカードへの変換に成功する。そして仕掛けた時限爆弾により、ジャビウスハートとデータ化されたネジレンジャーごと、ヒネラータワー&シティ大崩壊。
Dr.ヒネラー、有頂天からわずか10分足らずで、奈落の底に突き落とされる。
…………うーん……クライマックス展開なのですが、話の方は、かなり酷い出来。
ここまで数話をかけて展開したヒネラーシティの崩壊にしては、呆気ないうえに、盛り上がりなさすぎ。
メガレンジャーのピンチ、ネジレンジャーの復活、人々の救出、と各種要素が大雑把に処理されすぎました。
特に、ヒネラーシティには相当な数の人々が攫われていた筈で、データカードもかなりの枚数があった筈なのですが、シルバー一人で全員を肉体に戻した上に、地下300mにあってメガレンジャーもデジタンクで突貫してきたヒネラーシティから、時限爆弾の起爆前にそれだけの人々が脱出したというのは、幾らなんでも無理がありすぎ。
基本、“NPCの脱出には深い整合性を求めない”というのは、甘受されるべき特撮ヒーロー物ルールではありますが、それにしても杜撰にすぎます。
ここまで数回に渡って、人々の拉致/悔しい思いをするメガレンジャー、を描いてきたわけで、ここでの“攫われた人々”は、単なる1エピソードだけの有象無象ではなく、作中における重要なタームとなっている以上、その救出はもっとしっかり描かれなくてはなりませんでした。
折角アイネットという組織的バックアップがあるのだから、ギャラクシーメガを利用するなり何なりして、もう少し説得力を持った構成にしてほしかったところ。
これだから武上純希は以下略。
次回、とうとう正体のばれてしまったメガレンジャーに、ヒネラーの憎悪が迫る! 戦いの行方は果たして――?!
※追記:
なんか致命的な違和感があるなーと思っていたのですが、考えていてわかりました。
ヒネラーが、スキャニング装置を壊せなかったメガレッドに向けて
「感情に左右されるとは甘いぞメガレンジャー!」
と叫ぶのですが、そのヒネラーが、感情の権化なんだ。
自分の事をわかった上で、敢えてメガレンジャーに向けて「土壇場で戦士としての覚悟が足りない」と言っているのだとしたら、物凄い自虐ネタですが。