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『Q.E.D.』(加藤元浩)41巻、読了

Q.E.D.証明終了(41) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(41) (講談社コミックス月刊マガジン)

革命に揺れる東ヨーロッパの小国バルキア共和国出身の旧友に頼まれ、燈馬が国際司法裁判所に立つ「バルキアの特使」は、新雑誌・月刊少年マガジンプラス創刊記念劇場版、とでもいった趣の『C.M.B.』とのコラボエピソード。
もう一編は、燈馬が旧知の人物の依頼で囚人の過去を紐解く、少々変則的な構造の「カフの追憶」。
何が凄いって、「バルキアの特使」111P、「カフの追憶」90P“描き下ろし”、というコミックスの構成。
前巻でも、掲載誌休刊→移籍、の都合で、収録エピソード2本の内1本を描き下ろすという形でしたが、それに続いてという事になります。
もともと、掲載誌が稀少生物扱いなのにコミックスは安定して売れているという作品なので、作者としてはコミックスの発刊ペースを守りたい、というのがあるのでしょうし、読者としては安定して出るに越した事はないのですが、しかし気になるのは、今回の2本の出来の悪さ。
一言で言えば、雑。
もともと絵が巧いという方ではなく、丁寧な描写やキャラクターの表情の付け方などに味がある作者なのですが、肝心の表情の付け方などが、全体的に適当。絵柄そのものは、『C.M.B』の開始以降にシンプル化が進み、ここの数年のデジタル化で一気に加速してはいたのですが、それにしても雑。話の内容云々以前に、マンガとしての丁寧さが無いのは、非常に気になります。
このクオリティ低下がもしスケジュールに起因しているならば、著者には少し考えてほしいなぁ。
この出来が続くようだと、今後の購入を考え直さざるを得ないレベル。
好きな作品なので、出来れば持ち直してほしい。