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『未来戦隊タイムレンジャー』感想6

◆CaseFile.11「死闘の街」◆ (監督:小中肇 脚本:小林靖子
ドルネロ&リラ、街の高級レストランで食事中。
店長は、警察を呼んで暴れられて店を壊されるよりは、おとなしく食事を終えて帰ってもらおう、と選択。
まあ確かに、ドルネロ様達は“貯めた金を使うのが好き”なタイプっぽいので、代金ちゃんと払ってくれそうですが。
そんなロンダーズ・ファミリーを物陰から激写するカメラマン・森山ホナミ。馴染みの雑誌の編集長にその写真を採用してもらったホナミは、次の狙いはタイムレンジャーの素顔だと宣言する。
その頃、ひとりアジトに残っていたギエンは、愉快犯ゴウガンを解凍。
ゴウガンは催眠誘導装置を設置すると、一つの街の住人を丸ごと錯乱状態に陥らせ、傷つけ合わせる。彼はかつて2975年に同様の装置を用い、ある街において3日間で住人の80%が死傷するという大殺戮を行っていた。
32人の住人が錯乱状態になった人々によって負傷したという報道に、ロンダーズの気配を感じたタイムレンジャーは、警察が検問中の街へと侵入。一方、ロンダーズ絡みの特ダネを狙うホナミも街へと忍び込んでいた。
ゴウガンの装置は、夜になると住人同士で殺し合うという設定らしいのですが、昼の間は武器の準備と部外者の排除、という事になっているらしく、手分けして催眠誘導装置を探すタイムレンジャーに、次々と襲いかかってくる住人達。
タツヤに投げつけられた人形が爆発したのは謎ですが(笑)
なんか危ない発明おじさんが居るのか、この街。
住人に襲われていたホナミを助けたユウリは街を出るように言うが、特ダネに夢中な彼女は聞く耳を持たない。それどころか、催眠誘導装置を破壊しようとしたタイムレンジャーを結果的に邪魔する形になってしまい、ゴウガンは装置とともに逃亡。とうとう日が暮れて、街の人々によるバトルロワイヤルが始まってしまう。
ここの映像は、けっこうな人数のエキストラを用意した事で、なかなか雰囲気が出ました。途中途中で切りつけられて倒れる人が出たりするのもグッド。
マジ切れタイムピンクの平手打ちを受け、事件の真相と自分の落ち度を聞かされて落ち込むホナミ。そんな彼女をなぐさめ、バトルロワイヤルの阻止の為、戦いに赴くイエロー。
ドモンの女好きスキルがやっと活きた……!(?)
バトルロワイヤルの激突寸前、ゴウガンを見つけだしたタイムレンジャーは催眠装置の破壊に成功。街の人々は正気を取り戻し、ゴウガンの撃破にも成功するのであった。そしてその戦闘の光景を見ていたホナミは、酷い過ちを犯した自分を励ましてくれたタイムイエローに、憧れを持つ事になる。
戦い終わって、帰路をゆく5人。反省はしたけど懲りていないホナミは、街で出会ったユウリこそタイムレンジャーの正体なのではないかと見定め、物陰から彼等を激写する。いったいその中の誰がタイムイエローなのだろうか、と思いながら……。
圧縮冷凍した怪人を小脇に挟んでいたり、ユウリさん、色々迂闊。
というかいつも事務所まで、剥き出しで持ち帰っていたのか……(笑)
誰かポケットに、エコバッグぐらい畳んで持ち歩いているといいと思います!
色々とアクションの障害になるから難しいのでしょうが、そういえばさすがのユウリさんも、ハンドバッグ常備とかはしてないのだよなぁ……ユウリさんのビジュアルだと、あれでハンドバッグ持たせたら絵的にはかなりリアリティでるし女力が上がるとは思うのですが。
その頃ロンダーズのアジトでは、ギエンさんが大満足していた。
「破壊と、殺戮ほど、高級な趣味はない」
今回冒頭のレストランシーンで、
リラ「「ギエンって、ちょっとイカれちゃった所があるのに、、んふ、気になるのよねぇ」
ドルネロ「誰でもどこかはイカれてるもんだ。度が過ぎなきゃ、それはそれで面しれぇってもんよ。わはははは。度が過ぎなきゃなぁ」
という会話があるのですが、そーいえばギエンさんは前も殺人犯(ユウリさんの家族の仇)を解凍していたし、放っておくとそういう意味でクレージーなのか。
数日後、ドルネロ様の食事風景の写真が載った雑誌を見て、ロンダーズ絡みの特ダネ写真を追う森山ホナミへの警戒レベルを引き上げるユウリさん。戦闘後、自分(タイムイエロー)にエールを送ってくれたホナミの好感度UP! とにやけるドモンは「向こうから絡んできたらしょうがねえよなぁ」と春の陽気にあてられていた……が、帰路に着く素顔の5人の写真を現像したホナミは、その中のアヤセのアップを見ながら、「タイムイエロー……」と呟くのであった(笑)
アヤセさんのイケメンスキルがやっと活きた……!(?)
ここは、お約束が素晴らしい(笑)
今回からシオンがまた髪の色を変えたのですが、緑とか青とか、明らかに変な色ではないので、ちょっと、もっさり感が増し過ぎたような。


◆CaseFile.12「星に願いを」◆ (監督:小中肇 脚本:山口亮太
ある日トゥモローリサーチに「宇宙人を見つけてください」とハヤトという少年がやってくる。仲間の視線を浴び、ハヤトに連れられたシオンは、小学生達に手品のようなものを見せている中年の男に引き合わされる。「おじさんは宇宙人と友達なんだ」という男の為に、本物の宇宙人を見つけてほしいと言うハヤト。
一方その頃、世間を謎の連続盗難事件が賑わせていた。衆人環視の中の美術品や、銀行の金庫の中の現金が、煙のように消え失せてしまったのだ。タックのデータバンクにも情報の無いその事件は、恐喝犯ゲーマルクが一人の男を脅して行わせている犯罪だった。
その男の名は、アルゴ。ハヤト少年が慕っていた男であった。彼の正体は、アルクトゥース星の脱走兵。母星を逃げ出したものの宇宙船の故障で地球に不時着した彼は怪我を負った所をハヤト少年に助けられ、以後、親しくしていた。だがある日、自分を慕うハヤトを交通事故から救う為に、衝突寸前だった自動車をその能力で瞬間移動させたアルゴは、それを目撃していたゲーマルクに正体をネタに揺すられ、連続盗難事件の片棒を担がされていたのだった。
少年と謎めいた中年男(宇宙人)の友情を軸に、情報を小出しにする事でややプロットを複雑化させたエピソード。
オールドファンには、少しばかり「怪獣使いと少年」(『帰ってきたウルトラマン』)の雰囲気というか……あんな突き抜けたえぐい内容ではないですが。
ハヤト少年がアルゴの為に宇宙人を捜そうと思う辺りとか、ゲーマルクの脅迫とか、節々の理由付けが弱いのが難ですが(なんとなく納得も理解も出来るのだけど、30分1話の物語の中で、劇的ではない)、本筋でぐいぐい引っ張っていくタイプの構造をしたシリーズなので、サブライターの単発エピソードでこの水準キープしてくれれば有り難い、とはいう出来。
犯罪の片棒担ぎを嫌がるアルゴに対してゲーマルク
「なあ、こうしよう。これが最後の仕事だ」
とか、後半、超時代劇展開になりますが(笑)
引退した鍵開け名人が、島抜けして帰ってきたかつての盗賊仲間に脅される、というアレ。
ハヤト少年を人質にされたアルゴは仕事に向かうが、シオンに「ロンダーズが約束を破る筈がない」と繰り返し説得を受け、最後はゲーマルクを罠にかけるのに協力。少年を無事に救出し、ゲーマルクも撃破。アルゴは自分の盗んだ物を全て元に戻すと、いずこへともなく去っていく……。そしてハヤトの元にはアルゴがいつも手にしていたレンズ(?)が一枚、どこからともなく現れて、残されるのであった……。
最後のUFOが何だったかハッキリ明かされない(シオンがアルゴのUFOを直したのか、それとも少年の夢を叶えるために大がかりなホログラム装置でも作ったのか、など)、アルゴも最終的にどうなったのか微妙に解釈の余地を残すなど、ちょっと余韻を残したオチ。
ただ最後に盗んだ物を元に戻したのがアルゴの能力だったとすると、アルクトゥース星人の物質移動能力が凄すぎるというか、その場に居なくても移動させられるとなると、使いようによってはロンダーズファミリーに壊滅的な打撃を与えられそうな気がするのですが(笑) 最後の仕事で観音像を盗みに行った時に現場の美術館に向かっていたので、何らかの視覚的マーキングを施す事で発動させる力なのかもしれませんが、そうすると金庫の中の札束が不可解になるし、解釈に困るので、ラストの盗品が元に戻るシーンは無くて良かった気はします。
ところで、シオンに「この時代に宇宙人ってばれたらどうなるんでしょう?」と聞かれて、「この時代には存在が認められていないから危険な目に遭うのでは」と応えるユウリさんは、もう少し空気を読む技術を身につけた方がいいと思います。
あと久々に、塩屋浩三の悪役(ゲーマルク)を聞いたけど、実に下品でいいなぁ(笑)
こういう、小物全開の下品さ(そして微妙なおかしみ)を出せる声優というのは、素敵。