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大トミノ祭:『オーバーマン・キングゲイナー』感想5

∀ガンダム』とはまた違うテンポの演出を志向している感じなのですが、ここまでのところテンポ的には『∀』の方が好きだなぁ。ただ、画面の大きさによって受け取るテンポの感覚にズレが生じるので、『キンゲ』の方向性としては出来ればなるべく大きい画面で見た方が面白い作品かもしれない。
◆第12話「巨大列石の攻防」
世界地図が登場し、ヤーパンに辿り着いた後、農業の構想を語るサラ。
最初にエクソダスをしたという初代ミイヤ(半ば伝説上の人物)と五賢人の話など、世界観にまつわる地味に重要な話がちらほら。
そして石柱遺跡で、怪獣登場。
初代ミイヤのオーバーマンとされる伝説のアーリーオーバーマン・ブリュンヒルデに何故かサラが取り込まれるのですが、ただの女好きのオーバーマンに見えなくもない。或いは、サラ・コダマ、オーバーマンすら転がす女、なのか。
自立的に動くオーバーマンとか、“ブラックホールのようなもの”とか、謎だらけ。ブリュンヒルデのオーバースキル攻撃であるブラックホール的なものを認めたくないゲイナーが、執拗に「ようなもの」(妙なもの?)と呼称する変なギャグあり。
◆第13話「ブリュンヒルデの涙」
前回の続き。
ゲインやアナ姫を「見捨てちゃっても仕方ないんじゃね?」と言っていたガウリ隊長が、サラを見捨てるのを良しとしないのはちょっと違和感がありますが、ピープルのムラ社会的なものがあるのか。……まあ、サラ、割と万能選手なので、大事な要員であるのは確かですが。
というわけで、サラ救出&ブリュンヒルデ捕獲作戦。そこに同様にアスハムを取り込まれたセント・レーガン部隊が絡んで、大混戦。
ブリュンヒルデの中に初代ミイヤの映像が残されていて、恐らく終盤の展開への伏線が引かれたりしつつ、最後は色々と面倒な感じになったぽい、自爆消滅。
しかしアスハムはどうして、こんな落ち着きのない小物になってしまったのか。どこでどう道を間違えたのか。
◆第14話「変化ドミネーター」
小悪党化の著しいアスハム率いるセント・レーガン部隊が、キッズ・ムントの送り込んで来たシンシア操るオーバーマン・ドミネーターによって、壊滅。
6話のゴレーム大暴れ回の引き写しといった感じで、シベリア鉄道→セント・レーガンと移っていた主導権が、再びシベリア鉄道に。前回はヤーパンの天井の都市ユニットが犠牲になりましたが、今回はゴレーム部隊が露払いの刀のサビとなりました。
伸縮自在のボディを持ち、変形を繰り返すドミネーターが、大蹂躙。とうとう物の見事に真っ正面から完膚無きまでに叩きのめされてしまいました、アスハム。
ついでにザッキが氷海に沈められてしまったのですが……さすがに死んだ? ゴレームの腕をもがれて泳げなくなった状態で氷の海の底に沈んでいくという、あれで死んだとしたら、そうとう惨い死に様ですが。この作品的には後で回収されたり根性で生き延びていたりしそうですが、この回ではどうなったか描かれず。
最後に、ママドゥ先生とリュポフが氷海に落ちた時に水が温かくて一命を取り留めるのですが、それがゴレームのシルエットエンジンの影響かと思ったらそうでもないし、「二人の愛で氷は溶けないだろう」と言っていましたが、二人が助かった理由も微妙に謎のまま。もしかしたら、よく見ていると細かいところで演出されていたかもしれませんが。
ここで、キングゲイナーの手の中で人目もはばからず熱々の二人の姿に、リンクスの1匹が呆れた表情をするのと、「メガネ、曇ってるんだよな」とゲイナーが見ていないふりをする所は好き。
今回は、まさかのリンクス大活躍。
動物ものアニメみたいでしたが、こういうの、やってみたかったのかしら監督。
細かい演出や台詞回しもテンポがよく、面白い回でした。
あとシルエットエンジンが動力であると同時に暖を取る効果を持っているというのは序盤から細かく描かれてはいるのですが、ラストで水から引き上げたママドゥ先生とリュポフをキングゲイナーのシルエットエンジンで暖めるというシーンが入って、“生命を助けるマシン”という描写が印象的なものとなりました。
で、これはおそらく、12話で、「キングゲイナーに畑を耕してもらう」とサラに言われて、ゲイナーが嫌そうな顔をしたのと、対比しているのだろうなぁと。
数話前から微妙に秋波の予感があったママドゥ先生とリュポフは、今回で熱烈に急接近。よくよく考えるとママドゥ先生はゲインの保護者的存在(?)なので、油断ならない人だったのかもしれない(おぃ)