◆『聖戦士ダンバイン』
富野の愛するバイストン・ウェルの物語……という事でか、珍しく脚本段階から自ら書いているのですが、素晴らしくわかりにくい。何がわかりにくいかというと、キャラクターそれぞれの台詞、一言一言の背後に、言葉にならない行間が詰められすぎていて、ついていくのが大変。やりすぎ。加えて、世界観の背景に二次大戦が直結しているので、ますますわかりにくい。
前後の作品に比べると、わけのわからないギスギス感が最初から強くて、空気は好みではあり。
◆『重戦機エルガイム』
ちらっとも見た事が無くて、世界設定とかもほとんど知らない作品だったのですが、1話は、キャラクターの顔が綺麗な『ザブングル』でした(笑) 盗賊団のリーダーの声優が島津冴子で、主人公達がヘビーメタルを奪われそうになるとか、ほぼセルフパロディの世界。あと、デビュー2年目の本多知恵子(ヒロイン役)がビックリするほど下手だった(誤解ないように一応書いておくと、本多知恵子さんは、割と好き。だからビックリした)。
当時そんな物かもしれないけど、それにしても1話から作画も酷かった(^^;
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こう見ると、『Z』1話の気合いの入り方というのは改めて別格。教練を積んだスタッフを揃えられた、というのもありそうですが。