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『超人機メタルダー』感想2

◆第3話「野兎への愛にハンマー男ベンKが涙する」◆ (監督:冨田義治 脚本:高久進
メタルダー』も、サブタイトル長い路線だったのか。
ところで今作のOPは、ある意味では大日本帝国の亡霊である所の主人公が、日本刀を振り回して物量主義の悪の帝国に立ち向かう姿だと思うと、色々と際どい。
前回の戦いにおける損傷を修理した流星は、野山を駆けて戦闘訓練で、メタルダーの簡単なスペック紹介。その後、車に乗っていきなり街へ。
もう少し学習してからにしようよ
スプリンガーは、メタルダーよりも訳知りっぽい割にメタルダーの修理を行う以外に全く役に立っていないのですが、やっぱり40年ほど寝ていたから仕方ないのか、それとも犬の頭脳の限界なのか。
スプリンガーの「マシンの体について人間に知られてはいけない」という忠告を胸に街に出た流星は、前回もらった名刺で舞に電話をかけてみる。そんな流星の姿を物陰から見る美人秘書(のどっちか)。
「剣流星を見かけました」
急いで私を夜の闇に包め」
……以外と大変、ゴッドネロス様。
軍団同士のメタルダーへの挑戦権をかけたバトルは、毎回やるのかしら。
今回はデザインの凝り方に差がありすぎて、始まる前から勝負決まりすぎでしたが。(笑)
舞と合流するも「何か用?」と聞かれて、「何もない」と答える流星さんは、ただの危ない人
そんな流星を見ながら、
(銀河の彼方から来たエイリアン……それとも、E.T?)
それは同じものだと思います、舞さん。
ううーん、ここまで明らかにただの危ない男である流星に、舞が興味を持つニュアンスがいまいちなのがどうも厳しい。
そこへ流星に襲いかかるベンK。足に受けた傷跡から見るマシン部分に気付く舞。流星は戦闘の被害が広がるのを避けるべく、郊外へと車を走らせる!
ここで割と普通の道路っぽい所でミサイル攻撃で火薬炸裂させまくっているのは、なかなか凄い。
瞬転したメタルダーはベンKをGキックで撃破。ベンKのハンマーを拾ってとどめをさそうとするが、その時、自制回路が作動。古賀博士の「汝の敵をも愛せよと」という想いの詰まった回路の作動によりメタルダーは敵といえども安易に命を奪う事を選ばず、「たった一つしかない命、無駄にするな……」とベンKを見逃し、去っていくのであった……。
そして残されたベンKは涙を流す……。
で、いいのだろうか、本当に。
メタルダー「怒る!」で瞬転するのが格好いい分、性能試験とかでざっくり変身してしまうのは、実に勿体ないところ。
いったいどんな罵詈雑言システムが搭載されているのかスプリンガー。


◆第4話「魚雷アグミス対海軍少尉メタルダー」◆ (監督:冨田義治 脚本:高久進
前回メタルダーにとどめを刺されなかったベンKはゴーストバンクに戻って始末されたり再改造に送られているのかと思いきや、スルー。ううーん、あれで改心して終わり……?
ゴッドネロス様が闇に包まれたら、4軍団が誕生パーティの準備中でした。そして踊り子さん達と踊り出す軍団員たち。
「やめよ!」
「理由をお聞かせ願いたい」
儂が楽しくないからだ
そんな言葉をぐっと飲み込み、各軍団の精鋭を繰り出してメタルダーを始末せよ、と命じるゴッドネロス。
というわけで4軍団から一人ずつが出撃。
マシン軍団のトップガンダーは明らかに狙ったデザインだなぁ、と思ったらやはりちょっと、目立つ扱い。
その頃、流星は舞の契約している出版社を訪れ、舞に向けて車の中から二本指を振る流星
どこで覚えた
古賀博士は色々と、人工頭脳の開発に際して情報のインプット方法に疑問がありすぎます
舞に「どこへ行くの?」と聞かれ、「あてはない」と返す流星さんは、本当に何をしたいのか
前回に続いて、明らかに危ない人な流星に何となく付き合う舞さんも舞さんですが。
舞の場合、好奇心もあるのだろうけれど、どう見ても、顔が好みというのが最大の理由に見えて仕方がありません(笑) まあ、主人公特性のモテスキルとして有りだとは思うのですが、なにしろ流星の場合、それを上回って余りある危なさなので、それを押しても……という所が弱いのがどうも残念。
そして突然、本当に突然、自分が機械の体であると告白する、流星
前振りを
もっと前振りを
一応前回、足に負った傷を舞に見られているわけですが、流星側がそれを認識していたかは微妙な所ですし、前回はスプリンガーに「マシンの体について人間に知られてはいけない」と注意されてそれを守っていたのが、この数日でいったい何があったのか。
その辺りの葛藤を含めて、現代社会についてもっと知りたいと色々と思い悩んだ末に舞に告白するとかいうのならともかく、完全に、朝起きたら思いついたレベル。今作の重要なドラマ部分の筈なのに、どうしてこうなるか(^^;
「博士の事を知りたいんだ」という流星の言葉に、二人は図書館に向かい、新聞の縮尺版で42年の歴史をインプットする流星。そして自分の写し身、太平洋戦争で亡くなった博士の息子の事を知った彼は「海を見たい、波の音を聞きたい、潮の香りを嗅ぎたい」と言いだし、二人は海へと向かう。それを見ている美人秘書(のどちらか)!
美人秘書の情報によりメタルダーが港に向かった事を知った襲撃部隊は先回りして待ち伏せを図るが、「待ち伏せ……卑劣な手段だ」と嫌悪を示すトップガンダー…………ライフル持っているのに?(^^;
結局作戦を抜けるトップガンダーは、コンビのモンスター軍団員に「遺言はないのか?」と聞くのですが、4人の作戦なのに勝手に一人で抜けて連携崩したのだから、もし彼が死んだら、原因の一部は貴方のせいではないかと
余談ですが、複数の着ぐるみを乗せる為に、無理矢理窓を取り払った感じの車がひどくイカす(笑)
この後、メタルダーと戦闘になったモンスター軍団員は、モンスター軍団は卑怯、というスタイルを確立してメタルダーを苦戦させるも、電気袋をメタルダーに破壊され、敗北。
メタルダーの内蔵抜きは、ちょっと『必殺!』シリーズっぽい。
そして戦いの趨勢を海で見ていた機甲軍団の魚雷アグミスはメタルダーもろとも粉砕しようと戦場となっていたタンカーに特攻、爆死。しかし間一髪、超聴力で魚雷メカの接近を感知したメタルダーは、脱出に成功していた。
……あ、あれ、サブタイトルのやつ、自爆特攻して終わり?
そしてアグミスの死は「武人の鏡」と讃えられ、一方、敗残の姿をさらしたモンスター軍団員は笑い者にされた挙げ句に軍団長によって再改造を命じられる……職場放棄した人が、バカにする輪に加わっているのはどうなんでしょう、色々、どうなんでしょう。
次回その、職場放棄男トップガンダーがメタルダーに挑む!
しかしまあ、主人公が神風特攻隊の一員として戦死した事が明かされる回で、特攻魚雷の敵が讃えられるとか、どこまでも際どい路線。
コンセプトは割と良いと思うし、要素要素は面白いと思う所もあるのですが、ここまでとにかく、一つ一つのエピソードが面白くないなぁ(^^; 基本、ネロス帝国がメタルダーに襲いかかってくるだけで、その補強としての4大軍団のキャラ付けはネタとしては面白いのですが、流星と舞側のドラマがぽんこつすぎて、どうものれない。
なにしろ主役に行動理念と目的意識が皆無で、“それを探していく”所にドラマがある筈なのに、そこが物凄く適当。もう少し、何とかしてほしい。
全体的に色々ネタの空回り感が激しいというか、もっと色々、面白くなりそうなのになぁ……。
ところで明らかに今のところ、ゴッドネロス様の対メタルダーの正解は、メタルダー放置でした。
ヒーローに余計な知識と動機を与えてしまっただけな気がしてならない……。