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『鳥人戦隊ジェットマン』完結

傑作
一度見ているので、つまみ食いであれですが、やはり、あらためて傑作。

・「ははははははっ、うぐ」と得意絶頂の高笑い中に後ろから刺されるラディゲさん
・その傷が敗因となってジェットマンに負けるラディゲさん
・最後の言葉が「裏次元からいつまでも呪ってやるぞぉ」なラディゲさん

素晴らしすぎる(笑)
その一方で、マリアを喪ったグレイはブラックコンドル――いや、結城凱との一騎打ちに臨んで敗れ、最後の葉巻に火をつけて静かに眠る。
この二人の最期がそれぞれに素晴らしく、同時にコントラストとしてお互いを際立たせているという作劇も素晴らしい。
グレイに火を貸す凱、というのは全編でも屈指の名シーン。
ところで50話における、竜の元にメンバーがジープとバイクを走らせるシーンで、ジープで吹き飛ばした段ボールが、後部に立ち乗りしているあこちゃんの頭部に直撃していた
吹き飛ばし用の素材が一回分しか無くて撮り直しできなかったのか、これはこれでリアルでいいやという事になったのか。
とにかく『ジェットマン』は、きちっとキャラクターの因縁を引いていって、それを終盤のクライマックスで大きく燃え上がらせる事に成功しており、最終盤の盛り上がりは恐らく歴代屈指。50話を派手に戦闘全開にする事で、51話Aパートを巨大ロボ戦に充当させ、Bパート全てをエンディングパートに持っていったという構成も素晴らしい。近作ほど追加兵器やメカが多くないというのもありますが、合体武器もメカも、一通り盛り込んでいるし。
改めて見ると、一応の主人公における竜について、しっかりと“喪失と再生”が描かれていて、物語についても手抜かりのない作り。
そして凱も凱なりのものを手に入れ、満足して瞼を閉じる……。
あと、ラストのラストで、これまで、変身前→変身後、と使っていたアイキャッチのポーズを、変身後→変身前と使って、最後に立ち上がって並ぶ5人、という演出は素晴らしい。
いい作品でした。