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『超人機メタルダー』感想6

◆第11話「勇者の追撃!天空にそそりたつ巨人!!」◆ (監督:小西通雄 脚本:扇澤延男)
功名にかられメタルダーを襲撃するも、一蹴される戦闘ロボット軍団の若き軽闘士ブルキッド。帰投した彼を修理するのは、かつては戦闘ロボット軍団の豪将をつとめ、“伝説の巨人”とまで呼ばれた男、ビックウェイン。しかし今は戦いを捨て修理屋に身をやつすビッグウェインの過去を知る者は少なく、通りすがりのモンスター軍団員に因縁をつけられて、小馬鹿にされるような日々である。
……ホントーに、モンスター軍団はダメだなぁ……(^^;
しかも、ネタとか微笑ましいとかいうレベルではなく、純粋にダメ
強さだけが全てのネロス帝国、「もうやだ、こんな会社」とある日、ビッグウェインは出奔。
裏切り者認定したビッグウェインに対し、「全軍団で抹殺せよ」と派手な指令を下すゴッドネロスであったが、戦闘ロボット軍団長バルスキーは自分の軍団だけで充分、と出撃していく。
ゴッドネロス様は、裏切り者一人の始末の為にそんなコストをかけるなら、団員の福利厚生をもう少し何とかした方がいいと思います。
伝説の戦士であるビッグウェインを尊敬するゴチャック(以前に登場)は彼の逃亡に手を貸すが、それを同僚に見とがめられ、逃亡幇助で裏切り者として捕まってしまう。ブルキッドはそのゴチャックの足についていた汚れから独自にビッグウェインを追跡し「メタルダーを倒す為に鍛えてほしい」と頼み込むが、「昔の儂は死んだ」と断られる。思いあまって攻撃をしかけるが、反撃を受けて死亡(?)。最後に、ゴチャックが捕まった事を言い残す。
ひたすらかませ犬だったブルキッドは微妙に死んだっぽい演出されているのですが、どうも戦闘ロボット軍団は中枢回路?が破壊されたりしない限りは幾らでも修理可能っぽいので、気が付くとしれっと復活しているかもしれません。むしろ、どちらにでも使えるように演出したと見るべきか。
ゴチャック救出の為に姿を見せたビッグウェインに対し、バルスキーは、
メタルダーを倒す事が出来れば、ゴチャックの処分、撤回しよう」
と取引を持ちかける。
以前に裏切り者が出た時はかばうような言動もあったような気がするネロス帝国の“男らしい”担当のバルスキーさんですが、今日は何故か小物臭全開。過去にビッグウェインが口うるさいベテランだったりして、個人的に恨みがあるとしか思えないレベル。
バルスキーの提案を受け入れたビッグウェインはメタルダーとの対決に臨む。
荒野で
「でてこーーーい」
と叫ぶと、なぜか雷鳴とともに現れるメタルダー
すっかりラスボスの様相です
Bパートはほぼ、メタルダーとビッグウェインの戦闘シーン。激戦の末にビッグウェインのボウガン攻撃を破り、メタルダーのレーザーアームが炸裂。一度は倒れたビッグウェインは最後の力を振り絞って矢を放つが、メタルダーはそれをも防ぎきる。
「初めてだ……こんなに恐ろしい敵は」
メタルダー……儂が、最後に出会った、最強の敵であった……な、長かった……すべて……さらばだぁ!」
ビッグウェイン、爆死。
相変わらず、メタルダーさんの殺しの基準はよくわかりません。
囚われの身から抜け出したゴチャックは、四散したビッグウェインの部品を目にし、傍らに落ちていた矢を手に取る。
「現役を退こうが階級を無くそうが、あなたこそ真の闘士だった。俺は、あなたを忘れない
更にそれを、崖の上から見ているバルスキー。
「ビッグウェイン、逃亡者としてではなく、戦闘ロボットとして散ったな。見事だ、この始末については一切自分が責任を取る。たとえ、命をかけても」
今週は小物臭さ全開だと思ったら、男らしく締めた!!
実際どこまで考えてやっていたのかよくわからないのですが、最初から狙い通りだったように見えてズルい(笑)
というわけで今回は、まさかの流星、一切出てこず
メタルダーは、終始エネミー扱いでした。
ネロス帝国戦闘ロボット軍団の男達の事情と、(メタルダーを含めて)闘士としてのそれぞれの在り方、という男くさいエピソード。激しい変化球でしたが、なかなか面白くまとまっていました。
個人的には『特警ウインスペクター』で初めて知った人なのですが、扇澤脚本は、面白い切り口でアベレージけっこう高い。


◆第12話「愛しのモンスター・包囲する忍者たち!」◆ (監督:小西通雄 脚本:藤井邦夫)
メタルダーにずんばらりんされたモンスター軍団員ヘドグロスの復讐を望む、奴隷女ウイズダム。
に、わざわざ声をかけに現れるゴッドネロス様。
たぶん、美人秘書に買いに行かせた新刊コミックスを読み終えて、ちょっと暇でした。
一方その頃、バカップル達は、山林でカモフラージュ訓練に勤しんでいた(若干の嘘)。
そしてネロス帝国では、ヨロイ軍団、忍びのガラドーとその配下の忍者軍団に、メタルダーの基地を探り当てよという指令が下されていた。舞を街まで送り帰した後、忍者軍団の追跡に気付いてそれを迎撃するメタルダー。その前に、ネロス帝国を脱走したと偽って、ウイズダムが近づく。
メタルダーを信用させる為のウイズダムの助言でメタルダーに気付かれたガラドーは、爆弾手裏剣でウイズダムを負傷させるも、メタルダーに敗れ、退却。その彼を待っていたのは、
「基地を突き止めるのは囮の作戦。敵を欺くにはまず味方を欺くのが常道」
と、どこかの本部長みたいな事を言い出すゴッドネロスであった。ゴッドネロスは最初からウイズダムの復讐を本命としており、彼女をメタルダーに近づかせる為の陽動として、ヨロイ軍団を出撃させていたのであった!
「女ならば、メタルダーも気を許す。女の恨みと執念、恐ろしいものよ」
としんみり言いながら、フェードアウトしていくゴッドネロス様。
なんか大火傷の思い出でもありますか
ゴッドネロスの思惑通り、ウイズダムはメタルダーの懐に飛び込んだが、部下が犠牲になった事と、自分たちが餌に使われた事に、ひどくプライドを傷つけられるヨロイ軍団。そしてその傷口に塩を塗り込みながら去っていく広島弁
今日もモンスター軍団は絶好調です!
それにしても未だに、機甲軍団長だけ、キャラ付けされないのは、単にそこまで手が回っていないのか、それとも無口キャラなのか。
負傷したウイズダムを助けたメタルダーは、超ソナーで、彼女の体内から不可思議な音を聞く。
「君の鼓動が二つある」
モンスターだから? と納得してしまうメタルダーが、メタルダーのその言葉に、自分が身ごもっていた事を知るウイズダム。そう、もう一つの鼓動とは、彼女のお腹の胎児の鼓動だったのだ!
まさかの妊娠ネタ。
考えると色々と考えてしまうので、あまり深く考えたくないのですが、ええい、以下略、以下略、以下検閲。いや別に卑猥な話ではなく、異種交配?って、色々と考える事が多いわけで、そもそも、モンスター軍団のモンスター/人間の形状の性質というのもよくわからないわけですが、ウイズダムってどちらが本性なのかとか。まあ、あまり考えない方向で。
隠れ潜んだ洞穴でモンスター形態に変身し、ヘドグロスの仇! とメタルダーに襲いかかるウイズダムはメタルダーを損傷させるが、とどめを刺そうとした所で苦しみだし、人間の姿に戻ってしまう。彼女は逃げだし、メタルダーもまた、基地に退却。視覚データをコンピュータで分析する事で、ウイズダムが妊娠している事、その為に戦闘能力を失っている事を知る。
逃亡の際に、ヘドグロスの形見のイヤリングを落とした事に気付き、探しに戻ってきた身重のウイズダムの前に姿を見せる、ガラドーの忍者軍団。プライドを傷つけられた彼等は、〔復讐に失敗したウイズダムが生きている → メタルダーに情けをかけられたに違いない → という事は裏切り者だ!〕 の三段論法を展開し、要するに腹いせで彼女に襲いかかる!
…………あー、ネロス帝国に必要なのはあれですよ、
『もしネロス帝国のゴッドネロス様がドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
ですよ多分!!
ウイズダムの落としたイヤリングを拾っていたメタルダーは彼女の窮地を救うと、イヤリングを渡す。
「これを持って早く姿を隠せ。新しい命を大切にするんだ」
敵味方を乗り越え、新しい命を守ろうとするメタルダー
ウイズダム、産まれてくる赤ん坊に、父親は一人で立派に戦い、自分の夢に殉じて燃え尽きた男だと、伝えてやるんだ」
ここで、メタルダーの台詞が終わってウイズダムの顔アップになった所で、


夢を果たすまで 一歩も退くな
負けたと思うまで 人間は負けない...

と主題歌が歌詞入りで入る所は、というかそもそも、犯人はメタルダー、なので割と身勝手な言い分、というのを一瞬忘れさせる、好演出。
単純に主題歌を入れてくるのではなくて、この前のシーンからインストを使っていた上で、ここでぴたっと合わせて歌詞を乗せてくるというのが、絶妙。
そして走り去るウイズダムを背に、メタルダーは追撃を防ぐべく、忍者軍団に戦いを挑む!
という所でナレーションが入って、つづく。この戦いの決着は、次回予告見る限りでは、流されそうですが。
……そして、まさかの次回予告!!
――こいつは凄いぜ。