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特撮脳で見た『魔法少女まどか☆マギカ』5話・6話

久々。
いい加減にエンディングロールできゅうべえの正確な表記を確認したところ「キュゥべえ」と非常に面倒くさいものだったので、もう「きゅうべえ」で通します。
前回、さやかが魔法少女化。そして新たな魔法少女が登場……というところで、5話前半は、さやかとまどかのやり取りとか、ヴァイオリン少年の快復とか。正直、この辺りは割とどうでも良い。どうにも、さやかが私の中でピンと来ない、というのもありますが。
そして魔女探しに出たさやかの前に現れる、赤い魔法少女、杏子。
「魔女を倒す為なら、人間が何人か犠牲になったところで知った事じゃない」
と言う杏子にさやかは怒りを燃やし、二人の魔法少女が激突。
ダークヒーロー登場で、面白くなって参りました。
なるほど、前回ラストで明らかにきゅうべえが赤い子を招き寄せていたのは、まどかに契約を迫る為でしたか。
そこへ黒い子乱入で、戦いは水入り。
しかし黒い子は、どうしてざっくりきゅうべえを狙うのを止めてしまったのでしょう? マミさんの居ない今、さくっと殺れそうな気はするのですが。まあ、下手につつくと、きゅうべえを守ろうとして、まどかが魔法少女になるという可能性も有り得なくないので、用心しているという所か?
6話、杏子と取引するほむら、さやかとまどかの微妙なすれ違い、など、杏子の登場で物語は大きく動き出す。ヴァイオリン少年が退院するもさやかはそれを知らされていなかったりでこれも微妙な心の隙間が描かれつつ、再び対決しようとするさやかと杏子。そこに乱入したまどかがさやかのソウルジェムを取り上げて眼下の道路に放り投げると、ソウルジェムは通りすがったトラックの荷台に着地し、そのまま時速数十kmで離れていき……糸の切れた操り人形のように倒れるさやか。
その体には……鼓動が無い。
なんと魔法少女にとって人間の肉体は“器”でしかなく、その意識と魂はソウルジェムこそが本体。故にソウルジェムから100m程度離れると、器である人間の肉体は活動を止めてしまうのであった。
「魔女と戦うのに脆弱な人間の肉体では不利が多いから、ソウルジェムにコンパクトにまとめているのさー。だから出血多量でも体のパーツが一つか二つ吹き飛んでも、魔力さえあれば修理できるから便利便利ー」と、のたまうきゅうべえさん。
しかしきゅうべえさん、「腕の数本ぐらい千切れても大丈夫!」という事は先に教えておかないと、戦術上、役に立たないような(観点違う)。
ベテランらしい赤い子はそのぐらいの事は知っているのかと思いきや知りませんでしたし。
そして、きゅうべえが真相激白して揉めている中、一生懸命トラックを追いかけているほむらさん。
なんかデジャヴあるなぁと思ったら、『輪るピングドラム』で冠葉兄さんがペンギン帽子を追いかけていた時か(笑) 後先云々する気はなく、単純に、こういうシチュエーションが被るというのは、ちょっと面白い。
きゅうべえはなんというか、戦隊ものなどにおける
(ネタ的に)黒げな長官・博士ポジションが、本当に黒かった」
だなー(笑)
正義のヒーローにスカウトされて、サイボーグにされました。
ジャッカー!
個人的にネタとして好んで長官陰謀説は唱える方ですが、実際にやると、色々と洒落にならない。
なお、70年代特撮ロジック的には、任意・強制を問わず、「ヒーローになる」と「人間でなくなる」は、かなり同義なので、魔法少女が“人間の器”を捨てるというのは、こんなの絶対におかしいというわけでもなかったり。
まあ、きゅうべえさんの説明無し事後承諾は、やり口としてはかなり酷いですが。
そんなわけで、“ヒーロー性と人間性の葛藤”という00年代世界背景の中に、“ヒーローだったら人間止めても仕方ないよね?”という70年代ロジックをぶち込んできた飛び道具っぷりが、続けてどう転がっていくか、期待。