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『大鉄人17』感想6

◆第11話「ブレインから来た招待状」◆ (監督:山田稔 脚本:上原正三
ブレイン、全能力を用いて、
「人間の心理を裏の裏まで考え尽くして作り上げた、日本の全兵力を抹殺可能な作戦」
ハスラーとゴメスに提供。
そのプログラムの幕開けとして、山腹から現れた巨大なが、コンビナートを襲撃。三郎少年の呼びかけに応えて飛んできた17であったが、手ロボットが出現の際の山崩れで重傷を負った少女を救助している内に現場への到着が遅れてしまい、役立たずに終わる。
ううーん、17はこの調子で通りすがりの人命の危機をサーチしていると、いつまでたっても現場に辿り着けないよーな(^^;
レッドマフラーがロボットの襲撃にかかりきりになっている頃、チーフキッドは国際平和部隊の情報局に潜入。ある人物の照合データを差し替える。
一方現場では、隊員の一人がいきなり「火を見ていると怖い」とか言い出して、剣持の平手打ちを食らっていた。
普通に入隊審査で弾けレベルというか、何を考えて入隊したのか状態。そしていったい何の伏線かと思いきや、この2話の内には解消されず。いったいどういう仕込みなのか……。
続いて、ブレインプログラム第2章。
……しかし、ブレイン(超巨大コンピュータ)から出てきた作戦プログラムを、別のコンピュータに解読させるって、なんとも間抜けな。
キャプテンゴメス、海外から帰還した国際平和部隊のドクター宇野を暗殺、変装で成り代わると、会議で佐原博士を糾弾。
17はそもそもなぜ創られたのか、なぜブレインのロボットと戦うのか、前回の戦闘には間に合わないなど色々と不可解な点も多い17は本当に味方なのか?
謎の多い17、そしてブレインの行動。
しかしそれは――「佐原博士をキーワードにすると、繋がる」
「ブレインを創ったのは、君だ!」
言われた(笑)
実は君がブレインを影で操って世界の支配をたくらんでいるのでは、と指摘され懸命に否定する佐原博士であるが、まあ、娘を就職させて現場で「お父様」と呼ばせたり部隊の一部を私物化しているのは、間違いない。
割と普通に灰色だからなー、博士(笑)
宇野博士がそんな事を言う筈は無いと佐原は抗弁し、ならばと自ら本人認証システムにかかる宇野(ゴメス)だが、指紋や骨格の照合データが事前にチーフキッドによってすり替えられていた為、ゴメスが本物の宇野として証明されてしまう。会議は後日に持ち越され、割と身から出た錆的に窮地に追い込まれた佐原博士の下に届いたのは……ブレインの誕生日の招待状!
自分の潔白の証明と、ブレインと17の関係について情報を得る為、罠とわかって命がけでその招きに応じる博士。
チーフキッドの車の案内で辿り着いたアジトで彼を出迎えたのは、ブレイン、ハスラー、そして宇野……の変装を解くゴメス。
ブレインは佐原博士に17の敗北ショーを見せると告げ、先日の手が、人型の本体と合体! 戦いを挑んだ17はなぜかグラヴィトンを使えず、大ダメージを受けて海中へ退却。

「これよりブレインプログラム、第3章へ移る」

はたして17は再び立ち上がる事が出来るのか?!
そして、ブレインの繰り出す更なる作戦とは?!
超性能のコンピュータが、人間の心理を分析し、搦め手から攻めてくる、というなかなか迫真の展開。しかしこんな事になるなら、国際防衛部隊の会議室が、学校の教室みたいなのは、なんとかしたかったところ(^^; 予算の都合なのでしょうが。軍服っぽいのとスーツ姿を除くと、町内会の役員会議とかに見えて仕方ない


◆第12話「決死!ブレイン大爆破」◆ (監督:山田稔 脚本:上原正三
平和を愛するようにプログラミングした筈なのに、なぜ人間を虫けらのように殺すのかと佐原博士の問いに、ブレインは答える。

「私は誰よりも平和を愛しているのだ、佐原博士」
「私は永遠の平和を築きたいのだ。だが、人間という生物がいるかぎり、地球に平和は訪れない」
「地球から人間を抹殺すれば、静かな平和がやってくる」

以前にゴメスの口からもブレインの目的として同じような事が語られていましたが、ついにブレインの口から語られる、その目的と真意。
やはり安易に、コンピューターに愛とかインプットしてはいけない
ブレインは、佐原博士に、年に一度のオーバーホールを要求。秘密を探りだすべくまだ死ぬ事の出来ない博士はその要求を呑み、それを確認して、防衛会議に密告電話をかけるチーフキッド(笑) 防衛部隊の偉い人が慌ててレッドマフラーの基地に乗り込んでくると、
佐原博士、ただいまブレインを修理中
という、迫真のライブ映像までが送信されてくる、という念の入れよう。
すっかりブレインと通じている疑いを持たれた剣持隊長以下のレッドマフラー隊は、その場で武装解除され、軟禁状態に。防衛部隊は送信されてきたTV電波を逆探知し、陸海空の全兵力を持ってしてブレインのアジト(と思われる地点)を強襲するが、それは勿論、ブレインの周到な罠。アジトと見当違いの場所を攻撃させられた陸海空軍に襲いかかる、怪ロボット。
しかし、第1話では「国際防衛部隊=レッドマフラーと呼ばれている」という説明だったと記憶していたのですが、いつのまにか、レッドマフラーが防衛部隊の中の一部隊の通称になっているよーな。今回のエピソードでは完全に「国際防衛部隊」と「レッドマフラー」(要するに佐原子飼いの部隊)が分けて語られているのですが、1話の時点で、私の勘違い?
一方、姿を消した17を探していた三郎少年はこの戦いに巻き込まれ、山中の洞窟で命の危機に。三郎からの救難信号をキャッチした剣持達は、三郎を助ける為に軟禁状態を脱出。武器とトラックを奪って三郎の元へと駆けつける。
まあ、剣持を敵に回した時点で国際防衛部隊に勝ち目は無いというか、少なくとも剣持だけは、拘束服着せて独房に転がしておくとかしないと駄目ですよ。
そしてなんかもう、「国際防衛部隊」と「レッドマフラー」と「剣持隊」のどれが何やら状態。
ドリルタンク的な新たな17マシンに助けられた三郎は17が無事に生きている事を知り、剣持達と合流。ブレイン党と交戦になる中、陸海空の兵力は、怪ロボットによって確実にその戦力を削られていく……。
一方、ブレインのオーバーホールを終えた佐原博士は、ブレインから17について話を聞いていた。
ワンセブン……ブレインの作成した、17番目のロボット。だが、その名前が「セブンティーン」では無い理由。
それは、ワンセブンが、「オートダイオード・ワンセブン」を組み込んで創られた、完全自動防衛システムを持つロボットであり、同じく「オートダイオード・ワンセブン」を持つブレインにとって、「動き、攻撃できる私が欲しかった」と言わしめる、いわば、分身といえる存在であるからだった!
だがその分身は、分身であるが故に独自の良心を発生させてしまい、ブレインの目的である人類の皆殺しを拒否。人類は、地球に恒久的平和を生み出すに足る存在である、という結論を出す。やむなくブレインは電磁フィルターでその活動を休止状態に追い込み17は洞穴で眠りについていたが、それを三郎少年が解除してしまい、以後、17は三郎少年と共にブレインの前に立ちはだかる事になったのだ!
17が膝に弱点を持ち、それ故に前回グラヴィトンを発射できずに敗れ去ったのだと、得意満面で解説するブレインのわずかな隙をつき、機器の一部に何かをしかける佐原博士。この辺りは、開発者の面目躍如というところか。
そして知りすぎた佐原博士を抹殺するべくブレインが熱光線を放った瞬間、そのボディが大爆発!
「殺ったぞブレインを。所詮は人間が創った機械だった」
炎上する基地から逃げ出す佐原博士……だが
「私を甘く見たな、佐原博士」
ブレイン、復活。
ブレインはその持ち前の超生産能力で自らのボディさえ作り出し、今や不死身の超全能機械と化していたのだ!!!
という所で、更に、続く。
と、まさかの連作3話目突入。
更に今回は、17は海の底で眠っているだけ、と予想外の構成になりました。
クールの節目という事か、力の入ったエピソード2話で、ちょっと面白かった。
やはり、人類抹殺を目論む“狂ったコンピューター”は、これぐらい派手でないと。