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『超人機メタルダー』感想8

最近の流星さんは、悪い意味で、さん付け。
◆第15話「翔くモンスター・息子よ、母の願いを!」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:藤井邦夫)
今日もメタルダーをなんとなく追いかけるネロス帝国の皆様。
……もう、放っておこうよ
たぶん流星の能力だと、一生かかってもゴッドネロス様の秘密に辿り着けないから(笑)
これほど、放置プレイ推奨のヒーローも無いよなー。
宇宙刑事ギャバン』が、ギャバンがあまりにも凶悪すぎる為に過剰に意識した犯罪組織が半ば自壊していくという構図でしたが、少々それに近い雰囲気。違いは、ギャバンは積極的に怪事件に首を突っ込んでくるけど、メタルダーは多分、放置しておくと明後日の方向に行ったりイチャイチャしているだけなので、実害は限りなく少ない。
そんなこんなで刺客の戦闘ロボットを迎撃していたメタルダーの前に現れ、攻撃してくる謎のモンスター。
(ヘドグロスウイズダムを思い出させるこのモンスター……いったい何者)
とか考えながら、レーザーアームでぶったぎろうとした所を、駆け寄ったウイズダムに止められる。
そのモンスターは、なんとヘドグロスウイズダムの息子であった!
やたらに成長早いのですが(生後数週間?)、
「モンスターの命は短い。だから成長も早いのです」
と、ウイズダムによる解説。
どうやら、遺伝子改造生物の定番で短命らしい。おそらく、功績をあげると延命処置とかしてもらえるっぽい。
母に押しとどめられた息子ジュニア(最近、こんなネーミングばかりである)だったが、メタルダーを不意打ち。メタルダーは崖下に転落し、ウイズダムはジュニアを平手打ち。メタルダーを父の仇として復讐に燃えるジュニアであったが、ウイズダムの心は、復讐と命の恩人への感謝の念の間で揺れていた。
……これ多分、息子から見るとあれですよ、一歩間違えると不倫相手みたいなイメージだ、きっと(笑)
そんなジュニアの前に、部下(メタルダーに返り討ちにされそうになっていた戦闘ロボ)を助けてくれた礼を言いに現れる、相変わらず上から下まで男らしい戦闘ロボット軍団。ジュニアはウイズダムの制止を振り切り、「僕はネロス帝国で出世して、父さんの夢を必ずかなえてみせる」と、そのスカウトに応じる。
ゴッドネロスに拝謁するも、広島弁に因縁をつけられモンスター軍団員と戦う事になったジュニアは、次々とそれを撃破。メタルダーへの刺客として任務を受けるが、その姿を快く思わないのはモンスター軍団員ばかりではなく、ヨロイ軍団の忍者ガラドーもまた、ウイズダム絡みで影達を失った恨みを忘れていなかった……。
そんなわけで案の定、ジュニアの足をすくおうとするモンスター軍団員達は、ガラドーと手を組み、ウイズダムを拉致。相変わらず、ネロス帝国の内部抗争は、「抗争」という熟語をあてるのが恥ずかしいレベルの、足の引っ張り合いです(^^;
その頃、自分の助けた命が敵となって現れた事に、自分のやった事にはなんの意味があったのか……と思い悩む流星は舞に相談。舞から、説得を推奨されていた。
……流星さんに、そんな機能ついてないよ!
舞と別れた流星に、襲いかかるジュニア!
ここは珍しく、次々と場面を移しながら、街中での戦闘シーン。
ジュニアと戦いたくない流星は、瞬転せずに相手の攻撃をしのぎながら、舞に言われた通りに言葉を尽くして説得を試みる。

「確かに僕は、君の父ヘドグロスを倒した。しかし正々堂々と戦ったのだ」

違う!
違うよ流星さん!
拳と拳で語り合ったからOKとか、そういうレベルの話じゃないよ?!
メタルダーの言葉に耳を貸さず、更に攻撃を仕掛けてくるジュニア。
それはそうだ。

「ジュニア……これほど言ってもわかってくれないのか。……怒る!」

流星さん、割とマジギレ
本気を出したメタルダーはジュニアを圧倒し、Gキックの一撃で海に落ちそうになったジュニアを助ける。「なぜ助けた。いっそ殺せ!」と言うジュニアに、「命を捨てるぐらいなら、母親と平和に暮らせ……頼む」と頭を下げるメタルダー
結局は、強さが正義だ的な精神年齢の低さを見せるジュニア、あっさり負けた事とその上で助けられた事で脳内ヒエラルキーが逆転したようで、メタルダーの言葉に抗戦の意思を失っていく……だがそこに、ウイズダムを人質に取ったモンスター軍団員が現れ、ウイズダムの命を助けたければメタルダーと戦え、と迫る!
「ジュニア、これが、ネロス帝国のやりかただ!」
これがとどめの引き金となり、母を助ける為、ジュニアは離反を決意。メタルダーと戦うふりをして投げ飛ばされ、モンスター軍団を攻撃して、母を救い出す。
「裏切ったな、ジュニア!」
…………あー、全力で背中押したのは誰ですか。予定調和すぎて、本当にダメだな、君ら……
ネロス帝国(特にモンスター軍団)のダメダメぶりをまざまざと見せつけられたジュニアは、「父さんを、立派な男だと言ってくれたのは、メタルダーだけだったのよ」という母の言葉も受け、メタルダーと共闘して襲い来るモンスター軍団員を撃破。
やはり就職先は、慎重に選ばなくてはいけない。
こうしてウイズダムとジュニアは、メタルダーへの復讐を捨て、ネロス帝国との関わりを避け、いずこかで静かに暮らそうと去っていくのであった……いつか、全てが終わった時にメタルダーとの再会を約束して。
ヘドグロス三部作(?)完結編(?)。
幾ら何でもテンポ早いよ、というウイズダムの再登場とジュニアの成長なのですが、もしかしたらそろそろ、「視聴率が悪いです。放映時間が変わります」とか路線変更の指示とかが入りだして、やりたい事をやれる内にやっておこう、みたいな事情があったのかもしれません。藤井邦夫は正直あまり評価していない脚本家ですが、戦隊などの縛りの強い作品よりも、今作のこのヘドグロス編や『ウインスペクター』のダメオヤジ回のような、ある程度好き勝手できる作品の方が持ち味の出る人なのかもしれない。
かなり危惧していたのですが、ラスト、二人を始末しなかったのはとても良かったです。


◆第16話「恋のライバルはバリバリ爆走族」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:高久進
舞さん、二股発覚
舞にちょっと気があるらしい、モトクロスレーサー・北八荒(きた・はっこう)登場。
凄い名前ですが、何か由来があるかもじりでしょうか(まさか北一輝という事は無いよなぁ)。
どこかで見た顔(演:河合宏)だと思ったら、仮死状態でフラッシュ星送りにされた、サラの自称お兄さん(ミラン)でした。また或いは、チェンジグリフォン
バイクの撮影中に通りすがった流星との関係を、「ボーイフレンド? それとも恋人?」と聞かれて、「さあ、どっちかしら?」と答える舞さん、転がしてる、しっかり転がしてるよ!
まあ舞さん、それなりに可愛い設定の筈なので、少しぐらいモテた方がヒロイン度は上がっていいと思います。
その頃、南米でテロ組織に協力して混乱を広げるなど、ネロス帝国の為に暗躍していた戦闘ロボット軍団のヒットマン、爆闘士クロスランダーが帰国。功績を認められて暴魂に昇格したクロスランダーは、更に最新型の銃を褒美として下賜される。
高久回の度に、世相と経済ネタを語るゴッドネロス様(笑) 毎回語られても鬱陶しいといえば鬱陶しいかもしれませんが、この辺りは、もう少し脚本家間で連携取った方がいいよーな。
二人の部下とともに新しい銃の試し撃ちに出たクロスランダーはたまたま見た北をターゲットとして選定し、銃声を聞いてメタルダーへと瞬転した流星は、それに気付いて二人の元へ忠告に戻る。

北「なんだおまえ?」
剣「メタルダーだ」
舞「怪しい人じゃないのよ、あたしの友達」

怪しすぎて、お釣りで家が買えます
狙われる心当たりはないかというメタルダーに、「俺は暴走族の頭だったから、ダチも大勢いりゃ、敵もごまんといるさ」と答える北。メタルダーが囮となって銃撃をひきつけ、その場は切り抜けるが、舞を逃がして居残った北は、メタルダーの退却後に自分を狙った戦闘ロボットに落とし前をつけようと襲いかかる。
間抜けな部下を叩きのめし、「メタルダーは、俺の弟分みたいなものよ」と調子に乗る北だったが、クロスランダーに追い詰められて、いきなりへたれるメタルダーをおびき寄せる餌にされる北、駆けつけたメタルダーを背後から狙うクロスランダーだが、一発の銃弾がその射撃を妨害。
へたれのまま終わるかと思われた北はメタルダーに助けられた後、バイクで戦いに割って入ってメタルダーのピンチを救うなど、さすがに活躍。今日から俺はネロスハンターになる」と突拍子もない事を言いだし、メタルダーの協力者となる。
戦闘ロボット軍団初の卑怯キャラであったクロスランダーは頭部のメカを破壊されるも生き延び、ゴッドネロスに最後のチャンスを与えられる……そして、帰ってきたトップガンダーの影。
次回、遂に舞さんがピンチ?!
これだから、ヒロイン度を上げるのは両刃の剣だ!